本記事では、
常勤講師をしていますが、転職を考えています。
具体的に、何をすれば良いですか?
という悩みを解決する内容になっています。
実は常勤講師であっても、5つのステップを踏めば誰でも簡単に転職への最短ルートをたどることができます!
本記事では、
- 常勤講師が転職するための前提知識
- 常勤講師が転職するための5つのステップ
についてご紹介します。
記事を読み終えるころには、どのような手順で転職活動をした方が良いのか、また常勤講師ならではの転職の注意点を知ることができ、常勤講師からの転職するための最短ルートで知ることができます。
※より確実に悩みを解決したい。相談したいと言う方は「教員の転職相談はここがベスト!10分で悩みを解決する方法」を参考にしてください。
「常勤講師を辞めたい! 先が見えない…の元講師の答え!幸せへの近道 」
「【新卒小学校教師が感じた】教師が向いていない人の特徴と共通点10個」
「【新任・新卒・新採】教員1年目だけど辞めたい!その理由と解決策」
「教員が辛くて辞めたい!その理由と解決策!【元教員からの教え】」
常勤講師から転職するための「前提知識」!
まずは、常勤講師が転職する上で必要な、前提知識についてご紹介しておきます!
紹介する内容を一つずつこなすことで、見通しを持って転職活動をすることができます。
紹介する内容は以下の5つです。
- 常勤講師の転職活動は退職した後?退職する前?
- 常勤講師の転職活動期間はどれくらい?
- 常勤講師の転職活動の費用は?
- 常勤講師は転職エージェントを使うべき
- 校長へはいつ申告する?
詳しく見ていきます。
常勤講師の転職活動は退職した後?退職する前?
常勤講師の場合、転職活動は働きながらすることをおすすめします。
なぜなら貯金があまりないからです。
退職してから転職活動をする場合、半年から1年間は無給で過ごすことになります。
僕は何も知らずに辞めてしまったんですが、実家暮らしでも半年で100万円ほどの貯金がなくなりました。
1年間、一人暮らし、無収入で暮らす場合、150万~200万円の貯金は確保しておきましょう。
心の余裕と言う面も考えると、やはり常勤講師の転職活動は働きながらするのがベストです。
常勤講師の転職活動期間はどれくらい?
転職活動の期間はおおよそ3カ月~6カ月です。
転職を急ぎすぎて、合わない企業に転職してしまったり、逆に時間を掛けすぎて、機会をなくしてしまったりしない様に、3カ月~6カ月を目安に転職活動をしましょう。
具体的には、常勤講師の場合12月までには内定をもらえるように考えると、6月までには転職活動を本格的に開始する必要があります。
人生を左右するかもしれない転職ですから、余裕をもって取り組みましょう。
より詳しいスケジュール例を後ほど紹介します。
常勤講師の転職活動の費用は?
遠方への転職でなければ10万あれば十分です。
基本的に、転職活動でかかる費用は交通費だからです。
僕の場合、希望する企業と家が電車で20分ほどだったのでそれほどまでかかりませんでした。
- 往復の交通費500円×5=2500円
- 転職エージェントの方と面談するための交通費500円×10回=5000円
- 食事代5000円くらい?
- 計=12500円
大体ですが、これくらい。
人によってはスーツや靴を新調したリするので、もう少しかかるかもしれません。
もし遠方への転職を希望する場合、往復の交通費や宿泊費用が掛かるため、10万では足りない可能性ももちろんあります。
宿泊や飛行機を使わなければ10万円以内と覚えておきましょう。
常勤講師は転職エージェントを使うべき
これ重要なんですが、常勤講師の場合、必ず転職エージェントを使いましょう。
転職エージェントを使うとこれから紹介する転職の5つのステップを、全て一緒にやってくれます。
しかも無料です。
具体的には、
- 転職活動の準備
- 情報収集
- 応募書類の作成・応募
- 面接対策
- 内定・条件交渉
これ全部無料です。
なんで無料かと言うと、転職エージェントは、転職希望者と企業がマッチングすると、求人を依頼した企業から報酬がもらえるからです。
転職エージェントと転職サイトの違いや、転職エージェントのメリット・デメリットなど詳しく書いてあるので、「教員は必ず転職エージェントを利用すべき理由5つ!内定への近道」に一度目を通しておいてください。
校長へはいつ申告する?
次の勤務先が決まるまで常勤講師として働くつもりであれば、校長への申告は、内定が決まってから良いです。
もし校長へ退職の旨を申告して、転職できないとなると、来年度から働き口が無くなってしまいますし、仮に残れたとしても、印象が悪いです。
人間関係が上手くいかなくなる可能性が高いです。
と言っても、3月の年度末に退職することを考えると、12月には転職の旨を校長に言わなければ、退職できなくなる可能性があるので、12月以降に内定をもらう可能性がある場合、年度途中の退職も視野に入れましょう。
退職する時期別のメリット・デメリットは「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を参考にしてください。
具体的な退職理由の伝え方や内容について「教員を退職する理由【結論:強い意思があれば何でもOK】」を見てください。
常勤講師が転職するための5つのステップ
ここからは、常勤講師が転職を最短で成功させるための5つのステップについて紹介します。
- 転職活動の準備
- 情報収集
- 応募書類の作成・応募
- 面接対策
- 内定・条件交渉
この5つのステップです。
前項で紹介した前提知識を、頭の隅において、シミュレーションしながら読んでください。
ステップ1:転職活動の準備
自己分析
まずは自己分析をしましょう!
自己分析をする理由は2つ
- 仕事選びの軸を明確化するため
- 自分のことを他人に分かりやすく伝えるため
具体的には、以下の2つをやれば完璧です。
その1
就職活動では超有名な本で、ワークシートがもの凄く充実しています。
僕もこれを使いました。
ただ、もの凄く充実しすぎて、量が多いので、自分が必要と感じた部分を重点的にやるといいです。
その2
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」
登録して、質問に答えていくだけで、自分の長所や短所などを詳しく分析してくれます。
面接対策にも使えるので、分析結果はしっかり記録しておいてください。
その1で紹介した「絶対内定」は主観的な自己分析、「グッドポイント診断」は客観的な自己分析ができるので、両方やりましょう。
転職目的の確認
次に転職する目的を確認します。
転職する目的を確認する理由は2つです。
- 興味のある業界の中から自分に合う企業を見つけるため
- 企業への熱意(志望動機)を具体化するため
具体的には、以下のような質問に答えてみましょう。
- 「なぜ転職しようと思ったのか」
- 「転職をして何を成し遂げたいのか」
- 「転職の目的は何のか」
などを掘り下げることで、自分がどんな業界へ行きたいのか、どんな条件の企業を求めているのかなど、実際に企業を選ぶときに迷いなく選ぶことができるようになります。
教員からのリアルな転職体験について知りたい方は「教員からの転職経験まとめ!幸せ?後悔?成功?元教員の本音」を見てください。
ステップ1で説明した「自己分析」「転職目的の確認」については「教員が転職を成功させるためにするべき3つのこと!」にさらに詳しく書いてあります。
転職活動のスケジュール確認
続けて転職活動のスケジュールについてです。
常勤講師の場合、転職活動の大きな流れはこんな感じです。
- ステップ1:転職活動の準備 数週間~1カ月
- ステップ2:情報収集 数週間~1カ月
- ステップ3:応募書類の作成・応募 1カ月~2カ月
- ステップ4:面接対策 1カ月~2カ月
- ステップ5:内定・条件交渉 数週間~1カ月
月で考えると以下の通り
- 5月
- 6月 ステップ1:転職活動の準備
- 7月 ステップ2:情報収集
- 8月 ステップ3:応募書類の作成・応募
- 9月
- 10月 ステップ4:面接対策
- 11月
- 12月 ステップ5・内定・条件交渉 ←校長への申告
- 1月
- 2月 退職手続き
- 3月 引継ぎ・退職
- 4月 新しい職場
上記はモデル例なので、自分の転職状況や実情に合わせて変える必要があります。
転職の悩みや、学校での悩みを抱えている方は「教員の転職相談はここがベスト!10分で悩みを解決する方法」を見ると相談相手が見つかります。
ステップ2:情報収集
求人の確認
ステップ1が終われば、求人の確認をします。
求人の情報の確認は以下の3つから可能です。
- ハローワーク、求人情報誌
- 転職サイトで自分で探す
- 転職エージェントで企業を紹介してもらう
常勤講師の場合、転職エージェントへの登録は必須ですので、基本的に転職エージェントに登録しておけば、そこから求人情報は確認できます。
さらに転職エージェントではハローワークや転職サイトでは公開されない、非公開求人もみることができます。
なぜ転職エージェントが必須かを知りたい方は「教員は必ず転職エージェントを利用すべき理由5つ!内定への近道」を参考にしてくださ。
具体的にエージェントは以下の3つに登録しておけばOKです。
- マイナビエージェント:言わずと知れた転職サービスです。登録必須です。
- リクルートエージェント:ここも超大手です。非公開求人登録数がNo1です。登録必須です。
- doda:転職者満足度№1で、10万件以上の求人数を誇ります。登録して損はないです。
上記の3つに登録することで、ほとんどの求人を網羅できます。
さらに教員におすすめんの転職エージェントについて知りたい方は「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をどうぞ。
企業動向の確認
企業動向を確認することで、その企業が何に力を入れているのか、何を大切にしているのかが見えてきます。
考え方が古かったり、これから衰退する業界の企業の場合、しっかり今後のことをしっかり考えながら選びましょう。
企業動向を確認する方法は、本が一番です。
インターネットでも確認できますが、企業ごとに一つずつ調べるのは大変ですし、インターネットでは解釈や全体像を把握することが難しです。
以下の本を使って効率よく調べることをおすすめします。
業界内における企業の業績や順位、提携関係などを「地図」の形にして、視覚的にわかりやすく解説してあります、
さまざまな業界を「深く広く」知るには最適なこの1冊。
採用実績、有休取得状況、離職率、待遇など人事に直接聞きづらい情報が盛りだくさん。
個別の企業動向の確認はこれがベストです。
教員のよくある転職先については「教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣」を参考にしてください。
ステップ3:応募書類の作成・応募
履歴書作成
常勤講師の場合、履歴書を書くときは、ただ事実を書くだけではなく、自分が力を入れてきた活動などを具体的に織り込みながら書きましょう。
ただ事実を書くだけだと、無味乾燥とした履歴書に仕上がり、担当者の目に留まらないからです。
具体的には、
・○学年のクラス担任。
・算数のクラスの平均点を上げるために、毎時間オリジナルの小テストを実施。
このように、教員の世界を全く知らない、一般企業の人が見ても分かるように具体的に書くことが大切です。
自己PR・志望動機の確認
自己PRや志望動機は、ステップ1・ステップ2で取り組んできた内容を企業側に伝わるように書くだけでOKです。
転職エージェントに登録しておけば、担当エージェントの人が、アドバイスをくれます。
「1分間PRを考えた方が良いですよ」「〇〇の業界は今〇〇に力を入れているので、〇〇と書きましょう」など具体的にアドバイスをくれるので、是非見てもらうようにしましょう。
求人応募書類の作成
求人応募書類は、決まった型があるので、それ通りに記入していけば終わります。
逆に言うと、形式を守れないと、社会人としての常識を疑われてしまうので気を付けてください。
応募書類には封筒から郵送して出す方法とメールから応募する方法があります。
それぞれ以下の内容が入っているか確認しましょう。
封筒の書き方
- 封筒
- 書類の入れ方:上から送付状、履歴書、職務経歴書の順に封入します。
- 切手
- 住所
- 宛先
- 注意書き「履歴書在中」または「応募書類在中」
- 送り主
メールの書き方
- 件名
- 宛先
- 応募経緯
- 添付書類
- パスワードの設定
- パスワードの連絡
- 署名
上記の内容が網羅できていれば、問題ありません。
企業に応募
最後に必要書類、必要添付ファイルを確認して、期日までに必ず応募しましょう。
出来れば、自分だけではなく、家族や友達など複数人に確認してもらうと安心です。
ステップ4:面接対策
面接対策
面接対策では以下のようなことを確認してださい。
- 面接の流れ
- 面接マナー
- よくある質問の対策
自己分析と企業分析がしっかりできていれば、基本的な所を押さえるだけで良いです。
面接
企業によって面接の回数は違います。
大体は1回~5回の間です。
ですが非公開求人などの応募は面接回数が少ない傾向にあるようです。
教員と言う職業の業務内容は一般企業の方は全く知らないので、できるだけ具体的に分かりやすく伝えましょう。
具体的には、数字や曜日、日にちなど、客観的事実を交えて言うと良いです。
ステップ5:内定・退職手続き
内定
内定の通知は、企業によって別々です。
よくあるのは、
- メール
- 電話
- 郵送
などです。
企業によっては面接のときに直接言われると言うのもあるようです。
内定をもらったら、労働条件の最終確認や初出社の日時の確認をしましょう。
退職手続き
常勤講師の場合、退職手続きはほとんどありません。
校長先生から学校の事務長に、あなたが退職する旨が伝わり、事務長先生からあなたに連絡があるはずです。
あとは、事務長先生の言われた通りに、書類にサインしたリ、書いたりすれば終わりです。
めちゃめちゃあっけないのでビックリするかもしれません。
退職時期のメリットデメリットについては「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を参考にしてください。
どの様に退職理由を伝えるかは「教員を退職する理由【結論:強い意思があれば何でもOK】」に書いてあります。
年齢・校種別の転職方法
年齢・校種別の転職方法については、以下のページを参考にしてください。
20・30代別転職の方法
転職活動は年齢によって多少転職の方法が変わってきます。
「20代教員が転職を成功させる方法!年収・体験談、全てマルわかり!」
「30代教員が転職する3つのコツ!年収・転職先は?全てマルわかり!」
小・中・高別の転職方法
転職方法や辞めるは小・中・高校で違いはありませんが、各ページで書いてある実際の体験が異なるので参考までにご覧いただくと良いかと思います。
「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」
「中学校教員を辞めたい…と思った人が10倍前向きになれる方法!」
「高校教員から転職したい!何をすればいい?経験者が語る必勝法」
まとめ:常勤講師が転職するための5つのステップ
記事を読み終えるころには、どのような手順で転職活動をした方が良いのか、また常勤講師ならではの転職の注意点を知ることができ、常勤講師からの転職するための最短ルートで知ることができます。
最後にもう一度復習しておきましょう!
- 常勤講師が転職するための5つのステップ
- ステップ1:転職活動の準備
- 自己分析
- 転職目的の確認
- 転職活動のスケジュール確認
- ステップ2:情報収集
- 求人の確認
- 企業動向の確認
- ステップ3:応募書類の作成・応募
- 履歴書作成
- 自己PR・志望動機の確認
- 求人応募書類の作成
- 企業に応募
- ステップ4:面接対策
- 面接対策
- 面接
- ステップ5:内定・退職手続き
- 内定
- 退職手続き
- ステップ1:転職活動の準備
冒頭でも言いましたが、上記で紹介した内容は、転職エージェントに登録すれば、全て無料で一緒にやってくれます。
登録したら、必ず転職しなければならないわけではなく、覗いてみるだけや、相談するだけでも全然OKですので安心してください。
登録は5分もあれば終わるので、転職活動の第一歩として、どうぞ。
- マイナビエージェント:言わずと知れた転職サービスです。登録必須です。
- リクルートエージェント:ここも超大手です。非公開求人登録数がNo1です。登録必須です。
- doda:転職者満足度№1で、10万件以上の求人数を誇ります。登録して損はないです。
教員におすすめの転職エージェントについてさらに知りたい方は「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」を参考にしてください。
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