こんにちは!
元小学校教員のきりんです。
本記事では、
- 「彼氏や夫が学校の先生で帰りが遅い」
- 「巷では学校の先生は忙しいと聞くけどホント?」
- 「遅くまで何してるの?」
と言う悩みを解決する内容になっています!
結論を先に言うと、小学校の先生が忙しいのは本当です!
もちろん決して遊んでいるからではありません!
小学校、特別支援学校と担任を経験してきた僕が、朝起きてから家に帰って寝るまでの、小学校の先生の日常を事細かにご紹介します。
これを読み終えるころには小学校の先生についての理解を深め、どうして忙しいのか納得して頂けます!
- 本記事では教員が担任を持っていることを前提で話をします。
- 学校や都道府県によって業務内容が多少異なることをご承知おきください。
小学校の先生は忙しい:朝
朝は大半の先生が遅くとも7時半までには出勤します!
朝に仕事をしたい人や夜は残りたくない人は6時頃に出勤する人もいます。
出勤したらまず、出勤簿に名前を記入して、日報と言われる一日の予定や連絡事項、管理職からのコメントなどが書かれた紙を取り、目を通します。
目を通したら教室の準備をします。
冬だったら暖房を入れたり、夏なら窓を開けたりカーテンを閉めたりします。
寒冷地だと冬は水抜きの栓を締めなおします。
その後は先生方によって違って、
朝に行う子供たちの予定を黒板に書く人もいれば、書かずに授業の準備など他の仕事をしている人もいますね。
私の場合は、子どもがきて宿題や連絡帳を出すので、それを片っ端からチェックしていました。
朝の時間だけでは到底終わらないので中休みや昼休みも使ってチェックしていきます。
小学校の先生は忙しい:午前
小学校の場合、担任が全教科を教えるのでお昼を食べ終わるまで休みはありません。
授業と授業の休みは移動や準備でなくなってしまうので、トイレに行けないほどです。
女性の先生は膀胱炎になる人も多いです。
最近は英語の授業が必修化されたり道徳が教科化されたりで授業の負担が大きいです。
また、教えるべき内容が決まっているにもかかわらず、体育会や音楽会、卒業式、校外学習など行事の練習が入ってくるので年内にすべて教えられるように必死死教科書を進めます。
ただ、学校によっては専科の先生がいて音楽の時間は自由に使えたり理科の時間は自由に使えたりします。
午前の授業は4時間目で終わりです。
小学校の先生は忙しい:昼
やるべきことに追われているとあっという間にお昼がやってきます。
高学年の先生の場合、この時間は少し休憩できる時間です。
ですが、低学年の先生はまだ休めません。
給食準備や食事のマナーを指導するのも先生の仕事です。
皆さんも覚えているかもしれませんが、いただきますをしても、残ったおかずを配りまわったり、食べきれないおかずを減らしたりするのも先生がやります。
結局お昼を食べる時間は10~15分ほどです。
お昼が終わると休み時間です。
お昼休みは10~15分ほどあって先生も休むことができます。
熱心な先生や若手の先生は子供たちと遊ぶ時間になります。
チャイムが鳴ったら掃除の時間です。
担任の先生は大体教室の掃除を子どもたちと一緒にします。
低学年の担任の先生は子供たちが帰るまで本当に休みがありません、、、!
小学校の先生は忙しい:午後
午後の授業はいかに子どもたちを授業に集中させられるかが大切になっていきます。
食べたり遊んだりで、集中が切れている子供が多いからです。
高学年の場合は毎日6時間目まであり、低学年は5時間目までになります。
授業が終わったら黒板に明日の時間割を書いたり、手紙や宿題のプリントを配ったり帰りの会をします。
下校時間が決まっているので、間に合うように子どもたちを急かします。
最後、昇降口まで子どもたちを見送って一段落です。
この段階で時間は高学年で15時40分、低学年は14時40分くらいです。
低学年の担任の先生は休みなしで働いている分、高学年の担任の先生より1時間早く放課後に自分の仕事ができます。
小学校の先生は忙しい:放課後
放課後は毎日会議や研修が入っています。
16時から始まって17時ちょっと前に終わります。
16時までは少し休憩したり、宿題やテストの丸付けをしたり、自分の仕事ができます。
17時になり会議も終わったら、やっと自分の仕事ができます。
学校の先生は校務分掌と言って、学校の運営に関わる書類の作成を一人ひとり担っています。
避難訓練や運動会、生徒指導、PTAなどの運営がスムーズに行えるのはこのためです。
17時以降はこの校務分掌をやったり、教室の掲示物や丸付けなどの担任業務をやったり、授業の準備をします。
高学年になると教える内容も高度になってくるので、ベテランの先生でも準備が欠かせません。
ただ教材研究をやり始めるとキリがないので、ある程度見通しが持てたら切り上げます。
どれだけスムーズに業務をこなしても退勤時間は19時~20時になってしまいます。
校務分掌の負担の大きい先生や授業準備や行事が多い高学年の先生は21時22時は当たり前です。
また、学期末になると成績をつけなけらばならないので、より一層忙しくなります。
学期末や行事前は24時を過ぎることも多々あります。
小学校の先生が忙しいのは、この校務分掌と行事が大変だからなんです。
小学校の先生は忙しい:土日
小学校の場合、土日は基本的に休みです。
年に数回、PTAの行事に参加しなければならなかったり、コンクールなどの大会の引率があったりします。
高学年の先生は修学旅行や校外学習の場所が遠いので、下見を土日に行います。
また、成績を付ける時期は、平日の仕事だけでは終わらないので土日に学校に来て仕事をする先生が多いです。
私の学校では教頭先生は毎週土曜日は必ず学校にきて仕事をしていました。
家庭のある先生は平日遅くまで残れないので、土日の昼に仕事をする人が多いです。
小学校の先生は忙しい:まとめ
どうでしたか?
学校の先生の日常が多少分かったでしょうか?
これは特に忙しくもない一般的な小学校の先生の日常です。
担任を持っていなかったり、育児短時間勤務だったりする場合はまた変わってきますが、基本的に早くても退勤時間は19時です。
ここにはあまり書きませんでしたが他にも指導要録という20年保管の書類の作成や保護者との支援会議、家庭訪問、PTAなどなど書ききれないくらい多くの業務があります。
学校の先生が結婚相手として優良なのか知りたい方は「【婚活者必見】教員って結婚相手としてどうなの!?元教員赤裸々告白」を参考にしてください。
以上、「小学校の先生がどれくらい忙しいのか学校の先生がリアルに書いてみた」でした!
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