
こんにちは!
元小学校教員の「きりん」です。
国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働きました。
今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。
本記事では、

小学校の教員を辞めたいけどどうすればいいですか?
辞めた時のリスクや事前に知っておくべきこと、やっておくべきことはありますか?
と言うような悩みを解決する内容になっています。
実は小学校の先生を辞めること自体は、簡単にできてしまいます。
というのも、僕自身、担任を持っていながら年度途中に辞めていますし、法律上も全く問題ないからです。
本記事では、教員を辞めてしまっても良いのか、事前に知っておくべきことはないのか、具体的な辞めるための方法など、「小学校教員を辞めたい!」と言う願いを叶えるために必要な情報をご紹介します。
記事を読み終えるころには、「小学校教員を辞めたい!」と言う願いに見通しが持て、いつでも行動に移せる状態になっています。
※初めに小学校教員を辞めて良かったこと悪かったことについて知りたい方は「教員を辞めて良かったこと悪かったこと5選」をご覧ください。
小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法
小学校教員を辞めても良い理由
まず初めに、そもそも小学校教員を辞めてしまっても大丈夫なのか?と言う疑問にお答えしようと思います。
結論、「辞めてしまっても良い」です。
理由を以下に書きます。
【小学校教員を辞めても良い理由】人には向き不向きがある
教員と言う仕事には向き不向きがあります。
もちろんどんな仕事にも向き不向きがあるわけですが、教員は特にその傾向が顕著に現れます。
なぜなら、小学校教員と言う仕事はあまりにも多肢にわたるからです。
畑を耕すところから、保護者の対応、校務分掌にいたるまですべて担任一人でこなさなければなりませんよね。
さらに理不尽なことや長時間労働にも耐えなければなりません。
僕自身、毎月100時間労働は当たり前、職員室で怒鳴らる、多動の児童などなど挙げ始めるとキリがないくらい多くの問題を抱えていました。
それらに耐えられるだけの忍耐力と精神力、ある種の鈍感さが必要です。
教員に向いていない人の、より具体的な例については【新卒小学校教師が感じた】教師が向いていない人の特徴と共通点10個をご覧ください。
ただ勘違いしてはいけないのは、「あなたがダメ」なのではなく、ただ「あなたに合った環境ではなかった」だけです。
環境さえを変えればどんな人も輝くことができます!
【小学校教員を辞めても良い理由】途中退職は無責任じゃないの?
小学校教員の途中退職は全く無責任ではありません。
なぜなら、あなたの責任は学校との契約期間中に「子供たちを安全に預かり、安全に家に帰すこと」だからです。
学校との雇用契約さえ守っていれば、年度途中であろうが、年末であろうが、あなたの責任は果たされています。
こんなことを言うと「法律的に良くても、道徳的にどうなのか?」と言う声が聞こえてきそうですよね。
ですが、逆に、無理に教員を続けて病気にでもなったら誰か責任をとってくれるんでしょうか?
誰も責任なんて取ってくれませんよね。
校長先生は「勤務時間外も働けと言った覚えはない」と言うでしょう。
周りの先生も同情はしてくれるでしょうが、責任なんて取ってくれません。
世間体や変な道徳心は捨てて、自分の身は自分で守りましょう。
でなければ本当に大切なものを失うことになります。
途中退職について詳しく知りたい方は「教師を辞めたい!!教師の途中退職は無責任?元教師が徹底解説」をご覧ください。
小学校教員を辞める前に知っておくべきこと
小学校教員を辞めることは難しくありませんが、事前に知っておくと良いことをご紹介します。
以下の4つです。
- 小学校教員の転職先
- 1年間に必要な最低貯金額
- 辞めるタイミング
- 有給休暇について
それぞれ説明します。
【小学校教員を辞める前に知っておくべきこと】小学校教員の転職先
よくある転職先は、
- 市役所・県庁
- 中学校・高校・特別支援
- 塾
- 民間教育系
こんなところです。
上記は確かによくある転職先ですが、正直関係ありません。
大切なことは、自分のやりたいことを明確にすることです。
詳しくは後述します。
【小学校教員を辞める前に知っておくべきこと】お金は必要
仕事を辞めてまず気になることはお金のことだと思います。
結論、最低限、実家暮らしで100万、一人暮らしで150万の貯金があれば1年は何とかなります。
実際、僕も貯金100万で1年間何とかなりました。
まあ、貯金は多いに越したことはありませんが。(笑)
【小学校教員を辞める前に知っておくべきこと】辞めるタイミング
教員を辞めるタイミングは、いつでも構いません。
辞めたい時が辞め時です。
詳しくは「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を見てください。
いつ辞めてもメリットとデメリットがあります。
自分中心に考えることがベストです。
【小学校教員を辞める前に知っておくべきこと】有給休暇について
辞める前に有給休暇はできるだけ使い切ってしまいましょう。
残念ながら公立学校では有休をお金に変えることはできません。
一般企業や私立の場合、契約によっては余った有給をお金に変えてくれるところもあるようです。
おすすめは、夏休みや冬休みに使ってしまうことですが、使い切れなければ平日に使ってしまうことです。
僕は休暇がたまりに溜まっていたので、夏休みだけでは消費しきれず、適当に理由を付けて平日に休みをとりました。
有給休暇は職員の当然の権利なので、後ろめたくなる必要は全くありません。
辞める前にどんどん消費しましょう!
小学校教員を辞める方法
小学校教員を辞める方法は大きく以下の4ステップです↓↓↓
一つずつご紹介します!
【小学校教員を辞める方法】ステップ1:転職サイトに登録する
まずは転職サイトに登録しましょう。
登録だけしておけば、自分に必要な情報をサイトやエージェントが勝手に教えてくれます。
5分ほどで登録できます。
それだけで、どんな仕事や会社があるのかを知ることができたり、就活の具体的な手順が分かるのですぐに就活をしない場合でも登録は必須です。
僕もマイナビに登録していたおかげで、就活の時期や企業分析、面談など何度も救われました。
登録する転職サイトは企業登録数の多い大手でOKです↓↓↓
- マイナビエージェント
:言わずと知れた転職サービスです。登録必須です。
- リクルートエージェント:ここも超大手です。非公開求人登録数がNo1です。登録必須です。
- マイナビジョブ20’s:もし20代で転職するならこちらも登録しておきましょう。よりサポートが厚いです。
具体的に、自分ができることや資格を記入しておくと、企業側からオファーがあったりするのでできるだけ空欄は埋めるようにしましょう。
【小学校教員を辞める方法】ステップ2:校長先生に申告しましょう
次に、校長先生に退職の旨を伝えましょう。
「いきなり校長先生!?」と思われるかもしれませんが、いきなり校長先生です。
むしろ校長先生以外の職場の方に、退職のことを言ったり、退職をほのめかすようなことを言ってはいけません。
今後の人間関係で苦労することになります。
校長先生に伝える時に気を付けるべきことは3つです。
- いつ辞めるかはっきりと伝えること
- 辞める理由はポジティブなものにすること
- 引き留めに屈しないこと
具体的な退職理由について知りたい方は「仕事辞めたいけど理由がない【結論:まったく問題なし】」をご覧ください。
もし校長先生が不在であったり、いきなり校長先生に言いづらい場合は、教頭先生に伝えても問題ありません。
教頭先生から校長先生に上手いこと伝えてくれるはずです。
ただ、最終的には校長先生とは面談することになるのでそのつもりでいてください。
また、どうしても自分から言い出す勇気が出なかったり、強い引き留めに合って辞められそうにない場合は退職代行と言うサービスを使いましょう。
退職代行サービスを使うことで、退職手続きを法にのっとって代行してくれます。
一度申し込めば、それ以降、いっさい学校と関わらなくてよくなるのでお勧めです。
【小学校教員を辞める方法】ステップ3:事務の先生と退職手続きをする
次は、「事務の先生と退職手続きをする」です。
正直、校長先生との面談さえ終われば山は越えました。
手続きと言っても、退職金の振込先の記入や、退職届を書くくらいです。
退職届も既存のひな型があるので、それを見ながら写すだけですので、何も難しいことはありません。
【小学校教員を辞める方法】ステップ4:各所あいさつ
最後は「各所へのあいさつ」です。
全体にあいさつする場面は最低3回はあります。
- 職員へのあいさつ
- 保護者へのあいさつ
- 児童へのあいさつ
僕が話した挨拶の内容で良ければ「教師を辞めるまでにしたこと」に書いてあるので参考にしてください。
上記の3回以外に、学校や時期によっては飲み会や送別会であいさつをすることもあるかもしれません。
ですが、上記のように畏まった場ではないので、簡単に感謝の気持ちを伝えればOKです。
そしてここまで終われば、晴れて自由の身です!
小学校教員を辞めた後
最後に小学校教員を辞めた後のお話をしておこうと思います。
教員を辞めた後は、ステップ1で登録した転職サイトを基に転職活動をしていくことになります。
ですが、「自分が本当にやりたいことは何なのか?」「何をしている時が一番楽しいのか?」をしっかり考えて転職活動をしましょう。
でなければ、何度転職しても上手くいきません。
ちなみに僕の場合は、転職活動をし、いくつか面接を受け、内定ももらいましたが、最終的には就職することはしませんでした。
それは、自分が本当にやりたいこと、やりたい生き方は自分で作らないとないと思ったからです。
無ければ作る!それくらいの気持ちがあれば、必ず転職は成功します!
小学校教員を辞めた後は少し休むのも手
頑張ることも大切ですが、せっかく自由になったのですから、少し休んでも良いかもしれません。
今まで、本当に大変だったと思います。
旅行に行くもよし、友達と遊ぶもよし、一日中家で過ごすのもよし
思いっきり自分を甘やかしましょう。
そして、そろそろ動きたいなと思えるようになってから動き出せば良いです。
僕も辞めてすぐは、とりあえず1週間くらい寝まくって、ワールドカップ見に行ったり、温泉旅行に行ったりやりたい放題しました。
そしたら、「よし!また頑張ろう!」という気持ちになりました。
まとめ:小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法
上記を読み理解することで、「小学校教員を辞めたい!」と言う願いに見通しが持て、いつでも行動に移せる状態になります。
最後にもう一度復習しておきましょう!
- 小学校教員を辞めても良い理由
- 人には向き不向きがある
- 途中退職は無責任じゃないの?
- 小学校教員を辞める前に知っておくべきこと
- 小学校教員の転職先
- お金は必要
- 辞めるタイミング
- 有給休暇について
- 小学校教員を辞める方法
- ステップ1:転職サイトに登録する
- ステップ2:校長先生に申告しましょう
- ステップ3:事務の先生と退職手続きをする
- ステップ4:各所あいさつ
- 小学校教員を辞めた後
- ステップ1を実行し、自分が本当にやりたいことを見つける
- 小学校教員を辞めた後は少し休むのも手
辞めるにしても、辞めないにしても、今後の見通しを持つために転職サイトへの登録は必須です。
- マイナビエージェント
:言わずと知れた転職サービスです。登録必須です。
- マイナビジョブ20’s:もし20代で転職するならこちらも登録しておきましょう。よりサポートが厚いです。
僕も登録したことで、漠然とした未来への不安が和らぎました。
少しづつで良いので行動していきましょう!
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