
こんにちは!
元小学校教員の「きりん」です。
国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働きました。
今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。
本記事では、

- 「教員を退職したいがいつ辞めればいいか分からない」
- 「退職するタイミングごとのメリットデメリットを知りたい」
という悩みを解決する内容になっています!
実は退職する時期に正しいタイミングはありません。
僕自身、元教員で、いつ教員を退職か長い間悩みました。
そして僕は担任を持っているにも関わらず一学期の終わりで途中退職をしました。
そんな僕が言うからには間違いありません。
退職の時期に正しいタイミングはありません。
本記事では、教員を退職するメリット・デメリットを学期別にご紹介し、なぜ退職する時期に正しタイミングが無いかをご説明します。
記事を読み終えるころには、自分がいつ退職すれば良いのかが分かり、退職への見通しを持つことができます。
※初めに教員を辞めるための具体的な流れが知りたい方は「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」も合わせてどうぞ。
あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】
【あなたは教員をいつ退職する?】4月~8月
【あなたは教員をいつ退職する?】学校行事
- 始業式
- 入学式
- 健康診断
- 春の遠足
- プール開き
- 夏休み
【あなたは教員をいつ退職する?】メリット
【あなたは教員をいつ退職する?】デメリット
【あなたは教員をいつ退職する?】4月~8月退職の総評
4月~8月は行事が多かったり、新しい環境だったりでストレスの多い期間です。
正直私も4月~8月の時期はめちゃくちゃ辞めたくなりました。
ただ、年度初めと言うことで、周りの先生方も辞める人がいるなんて考えていませんし、学校全体で「これから頑張りましょう!」という空気の中、辞めると告げるのは結構勇気がいります。
退職難易度:難
【あなたは教員をいつ退職する?】9月~12月
【あなたは教員をいつ退職する?】学校行事
- 運動家
- 秋の遠足
- 音楽かい
- 冬休み
【あなたは教員をいつ退職する?】メリット
【あなたは教員をいつ退職する?】デメリット
【あなたは教員をいつ退職する?】9月~12月退職の総評
9月~12月は大きな行事があるので、あっという間に過ぎていってしまうと思います。
生徒や保護者からも信頼され始め、行事を通して段々とクラスも落ち着いてくるころだと思います。
ですが、辞めたいと思っている人にとっては、1学期からのストレスの蓄積もあり、体調との勝負になっていきます。
体調に異常を感じたら、メリット・デメリット関係なくすぐに退職しましょう。
退職難易度:普通
【あなたは教員をいつ退職する?】1月~3月
【あなたは教員をいつ退職する?】学校行事
- 卒業式
- 終業式
- 春休み
【あなたは教員をいつ退職する?】メリット
【あなたは教員をいつ退職する?】デメリット
【あなたは教員をいつ退職する?】1月~3月退職の総評
一年間で一番辞めやすいタイミングになります。
定年退職の先生や移動の先生はこのタイミングでいなくなるので、変に浮くことがありません。
しかし、ここまで来るには一年間辛い仕事を続けることになります。
また次の仕事を考えている場合、他の人よりも出遅れて就活をすることになります。
新卒の人は1月から企業研究やインターンシップに参加していますので、退職後すぐに次の就職先というのは難しいです。
退職難易度:易
【あなたは教員をいつ退職する?】結論
色々書きかましたが、私の結論は
「辞めたい時が辞め時」
です!
その理由を下に書きたいと思います。
【あなたは教員をいつ退職する?】「辞めたい時が辞め時」の理由
どのタイミングで退職しても良い面と悪い面があることが分かったと思います。
忘れてしまいがちですが、何かを選ぶには選ぶための基準が必要です。
そして選ぶ基準は絶対に自分であってください。
その理由は3つあります。
- 学校側は不満のあるベテラン先生より不満の無い新人を欲しがる
- いつ辞めても誰も困らないし、仕事はまわるようにできている
- 自分の意志で退職が遅れて、病気などの問題が起きても誰も責任を取ってはくれない
【あなたは教員をいつ退職する?】学校は「不満のあるベテラン」より「不満の無い新人」を欲しがる
当たり前ですよね。
どれだけ腕の立つ先生でもやる気がなければ、子どもに伝わりますし、周りの先生も働きづらいです。
そんな不満のある先生より、技術はなくても何でも全力で元気いっぱいな先生の方がみんな好きです。
【あなたは教員をいつ退職する?】いつ辞めても誰も困らないし、仕事はまわるようにできている
学校は大きな組織です。
組織とはつまりシステムです。
学校は誰がやっても誰が抜けても学習指導要領を網羅できるようなシステムになっています。
自分が辞めて迷惑がかかるなんて自意識過剰ですし、おこがましいです。
たとえ校長先生や教頭先生が突然明日辞めたとしても学校はいつも通り運営されるでしょう。
【あなたは教員をいつ退職する?】退職が遅れて病気などの問題が起きても誰も責任を取ってはくれない
残念ながら学校はあなたを守ってはくれません。
学校の最優先事項は子供の安全と子供の最低限の知識です。
決して「あなた」ではありません。
いくら「残業代をくれないと生活が成り立たない」と言おうと、「クラスを変えてほしい」と願おうと、学校側はけっして聞いてはくれないでしょう。
会社はあくまでも自分のため家族のためたにお金を稼ぐ場だと覚えておきましょう。
もちろん生徒のために一生懸命に働くことは、やりがいのある素晴らしいことですが、学校のため、同僚のためといった感情は筋違いです。
仕事は仕事です。
途中退職についてより詳しく知りたい方は「教師を辞めたい!!教師の途中退職は無責任?元教師が徹底解説」をご覧ください。
まとめ:あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】
上記を理解することで、自分がいつ退職すれば良いのかが分かり、退職への見通しを持つことができます。
最後にもう一度復習しておきましょう。
- 4月~8月
- 退職難易度 → 難
- 9月~12月
- 退職難易度 → 普
- 1月~3月
- 退職難易度 → 易
- 結論
- 「辞めたい時が辞め時」の理由
- 学校は「不満のあるベテラン」より「不満の無い新人」を欲しがる
- いつ辞めても誰も困らないし、仕事はまわるようにできている
- 退職が遅れて病気などの問題が起きても誰も責任を取ってはくれない
いつ辞めても、メリット・デメリットはあります。
だったら、自分のため、大切な人のために、いつ退職するのがベストか今一度考えてみてください。
それがあなたにとっての正し退職のタイミングです。
続けて、教員を辞めるための具体的な流れが知りたい方は「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」も合わせてどうぞ。
以上、「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」でした!
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