本記事では、
中学校教員をしていますが、最近、職場に行きたくない気持ちが強いです。
でも、他の先生に迷惑をかけたくないし、何もできない自分が不甲斐ないです。
どうすれば良いですか?
という悩みを解決する内容になっています。
まずは、自分を責めることを辞めましょう。中学校教員はとてもハードな仕事です。辞めたい、辛いと持って当たり前です。
「今までよく頑張った!えらい!」と自分で自分を褒めてあげてください!
記事を読み終えるころには、「中学校教員を辞めたいけど、でも辞められない、どうしよう、、、?」という辛さが無くなり、今より10倍、前向きな未来を想像することができるようになりますよ!
※より確実に悩みを解決したい。相談したいと言う方は「教員の転職相談はここがベスト!10分で悩みを解決する方法」を参考にしてください。
中学校教員を辞めたい、どうしよう?
中学校教員の精神疾患による休職率
まずは、中学校教員の精神疾患による休職率から見ていきましょう!
下の表は、学校種別の精神疾患による休職者の割合を表したものです。
中学校の「A/B」の部分を見てもらえば分かりますが、休職者の割合が「0.59%」と特別支援学校の次に精神疾患の休職者が多い現状です。
0.59%と聞くとあまり多いように感じないかもしれませんが、実際は、休職せずに退職された方や、精神疾患予備軍の方、病名は付かなかったが、休職した方など、数字では表れない方も大勢いらっしゃいます。
※うつ病からの転職については「教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!」をご覧ください。
中学校教員を辞めたいと思うことは普通のこと
上記のデータからも分かるように、中学校教員を辞めたと思うことは、特別なことでも、変なことでもありません。
ごく当たり前のことです。
なので決して、「辞めたいと思うことは悪いことだ」「耐えられないことは恥ずかしいことだ」と思う必要はないということです。
僕自身、小学校教員をしていたころは、毎日のように「辞めたい、辛い」と思っていましたし。(笑)
中学校教員が辛くて辞めたいなら辞めてもいい
中学校教員を辞めたければ、辞めてもいいんです!
大切なことは、肩書きや条件、過去への執着ではなく、今あなたが本当に幸せ ことは何なのかを考え行動することです。
なぜなら、
- 中学校教員よりあなたの人生の方がよっぽど大切だから。
- 仕事は手段であって目的ではないから。
- うつ病や統合失調症になると一生苦労するから。
- 教員は戻ろうと思えばいつでも教員に戻れるから。
などなど例を挙げるとキリがないです。
人生一度キリです。
しかもいつ死ぬかもわからない。
他人のために使っている時間はありません。
辞めるタイミングについては、「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を参考にしてください。
中学校教員を辞めた人の事例
ここからは実際の事例をご紹介します。
そして、その事例とは、僕の友達のWさんが中学校教員を辞めたいと思った理由についてです。
こんな教員もいるのかというくらいの軽い気持ちで読んで頂けたらと思います。
僕が中学校教員を辞めた理由
どうしても職場に行きたくない
僕は中学生の時、担任の先生が大好きで、その先生に憧れて中学校教員を目指そうと思いました。
そんな希望と夢を持って就いた中学校教員ですが、だんだんと職場へ行きたくなくなってきました。
そのひとつの要因は、子供に対する指導の仕方が僕に合っていないことです。
子供に強く指導することが嫌だ
中学校では 、学校の秩序を守るために規律を大切にします。
そのため、普段なら、そこまで叱る必要のないことであっても、強く指導する必要があります。
理屈はわかってはいても、僕の考える信念と違い、強く叱ることができませんでした。
強く指導ができないことや指導をしたくなくても、しなければならない状況はとてもストレスでした。
教員に向いていない人の特徴は「【新卒小学校教師が感じた】教師が向いていない人の特徴と共通点10個」を参考にしてください。
平日は残業土日は部活動で休みが1日もない
もうひとつの理由は休みがないということです。
僕は中学校で英語を教えていましたが、同時にテニス部の顧問でもありました。
平日は4時頃まで授業、放課後は部活と会議、自分の仕事ができるのは19時を回ってからというのが普通でした。
帰る時間は毎日21時や22時、忙しい時は24時を回ることもありました。
かといって、土日はしっかり休めるかと言うとそうではありません。
土日のどちらかは部活動。
大会や試合があるときは土日両方なくなるということがざらにありました。
体力があるうちは、生徒との関わりも楽しくなんとかなっていましたが、時間が経つにつれてつらくなってきました。
正直、精神的にも体力的にも限界でした。
同じよな境遇の方は「教員が辛くて辞めたい!その理由と解決策!【元教員からの教え】」も参考にしてください。
でも辞めると迷惑がかかるし、そんな自分が不甲斐ない
そんな日々を1年過ごしていると、今度は体にも変化が出始めました。
初めの変化は風邪をひきやすくなったことです。
学生時代は1年に一度風邪を引くか引かないかでしたが、教職に就いてからは、2ヶ月に一度風邪を引いたり、ひいた風邪がなかなか治らないということがよくありました。
次に頭痛やめまいが出始めました。
今まで経験したことがないような激しい頭痛で、途中で帰らせていただくこともありました。
さすがに、これはまずいなと思いましたが、僕が休むと他の先生方に迷惑がかかります。
頑張らなきゃいけないのに頑張れない、そんな自分が不甲斐なくて仕方がなかったです。
一冊の本との出会い
憧れて就いた中学校教員ですが、精神的なストレスと体力的な限界、そして辞めたいけど辞めることができないと言うジレンマに押しつぶされそうになっていました。
そんな時、母が「あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問」と言う本を僕に貸してくれました。
この本は、「死を意識して、やりたいことをしよう」と言うメイントピックから構成されている本で、文字通り死に物狂いに苦しんでいる僕にとって、衝撃的な内容でした。
そして本を読み終えた僕は、中学校を辞めることを決意しました。
※もし同じ様に悩んでいる方がいれば是非読んでみてください。価値観が変わります。
中学校教員を辞めて、そして転職
転職すると覚悟を決めると心が楽になった
結局僕は中学校教員を辞めることを決意しました。
そしたら急に心が軽くなったんです。
多分、「辞めてはいけない、逃げてはいけない」と言う気持ちと「辞めたい」と言う心の叫びの葛藤がなくなったからだと思います。
その時の僕は、「教員を辞めてもいいんだ、これからワクワクするような未来が待っているんだ」というように考えられるようになっていました。
転職エージェントに登録し校長先生に相談
転職すると決めてからは早かったです。
色々なサイトを調べて転職エージェントに登録すべきであることは前から知っていたので、まずはじめに転職エージェントに登録しました。
次に校長先生に退職したい旨を伝えました。
校長先生は少し驚いた様子で、話を聞いてくれ、「改善するからもう少し頑張ってみないか」と言うようなことを提案してくれましたが、丁寧にお断りしました。
退職するための具体的な方法は「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」を参考にしてください。
8月で退職し
校長先生のに退職することを伝えてから実際に退職するまではあっという間でした。
僕の場合は6月に退職の旨を伝えて、夏休みで有給を消化、8月付けで退職という流れになりました。
夏休み期間中は、今まで頑張った自分のご褒美に旅行へ行ったり1日中家で寝たりして過ごしました。
教員をやめるタイミングや学期ごとのメリットデメリットをまとめました。「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を参考にしてください。
面談そして内定
退職後は転職エージェントの方と何度も面談がありました。
- どんな企業を志望するのか
- エントリーシートの書き方
- 面接の練習
- 給料の交渉などなど
全部一緒にやってくれました。
正直ありがたかったですね。
その後転職エージェントの方と一緒に決めた企業の面接を何度か受け、めでたく希望していた企業に内定を頂けることになりました。
教員の転職エージェントの選び方や、教員におすすめの転職エージェントについては「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をご覧ください。
人間らしい生活お送り、幸せとは何かに気付く
今は教員を辞めて本当に良かったと思っています。
会社へは8時半までに出勤すれば良いですし、帰りも18時頃には退社できます。
土日も確実に休みです。
仕事から帰ってからはゆっくりご飯を作ったりスポーツジムで体を動かしたりしています 。
世の中では、働き方改革当たり前のことかもしれませんが、そんな当たり前のことがとても幸せで充実した毎日を過ごすことができています。
教員の転職経験をより知りたい方は「教員からの転職経験まとめ!幸せ?後悔?成功?元教員の本音」を見てください。
中学校教員を辞めても仕事はある
教員は転職がしづらい、潰しがききづらいという噂をよく聞きますが、はっきり言ってそんなことはないです。
自分が今まで一生懸命に取り組んできたことを伝え、自分がその会社でどう貢献できるのかをアピールすることができれば必ず転職することはできます。
僕も、自分の長所や短所、希望する企業の条件など、一生懸命に考えました。
詳しく知りたい方は「教員の転職は難しい?【結論:難しくない】元教員が教える転職のコツ」を参考にしてください。
肩書きや条件ではなく本当の幸せを考える
今の僕が、皆さんに言えることは、1つです。
肩書きや条件、過去への執着ではなく、今あなたが本当に幸せ ことは何なのかを考え行動することです。
なぜなら、人生は一度キリだからです。
しかもいつ死ぬかもわからない。
自分の心と体に聞いてみてください。
今やっていることは本当にやりたいことなの?
明日死んでも後悔しない?と。
他人のために使っている時間はありません。
転職経験について知りたい方は「教員からの転職経験まとめ!幸せ?後悔?成功?元教員の本音」を参考にしてください。
まずは中学校教員を辞めても大丈夫だと知ることが大切
中学校教員を実際に辞める辞めないは置いといて、まずは「中学校教員をやめても大丈夫そうだ」という見通しを持つことがとても大切です。
中学校教員以外の道の見通しを持つことで、「中学校教員を辞めた後どうしよう」「再就職できるかな」といった漠然とした不安がなくなります。
見通しを持つために具体的にすべきことは、
- 自分がやりたいこと得意なことなど自分の棚卸をすること
- 転職サイトや転職エージェントでどのような企業や業界、仕事があるのかを知ること
- もし実際に転職した OB やOGの方がいれば話を聞いてみること
さらに具体的にすべきことについては「教員が転職を成功させるためにするべき3つのこと!」に詳しく書いてあります。参考にしてください。
他の選択肢を知ることで、「最悪、中学校教員を辞めても平気」と言う心の余裕が生まれます。
中学学校教員の転職状況
先に結論を言うと、転職するには今は絶好のチャンスです!
下の図を見てください↓↓↓ グラフを見て分かる通り、2019年現在において求人数、転職希望者共に伸びている状況です。
行動を起こすならタイミングはバッチリです!
中学校教員のよくある転職先
中学校教員に限らず教員によくある転職先は以下のようなものです。
- 公務員
- 塾講師
- 小学校・中学校・高校・特別支援など別校種
- 民間の教育系
詳しい説明については「教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣」をご覧ください。
中学校教員は小学校教員と違い、専門科目があります。
なので、専門を生かした転職先もおすすめです。
例えば、英語教員だった場合、旅行会社や外資系、英会話学校などが上げられます。
せっかくなので、出来る出来ないではなく、やりたいことをやりましょう!
中学校教員の転職の流れ
最後に具体的な退職から転職の流れについてご紹介します。
大きな流れは以下の5ステップです。
- 転職エージェントへの登録
- 校長先生への相談
- 事務員との退職手続き
- 子供保護者教員への挨拶
- 書類選考面接内定
具体的な内容や方法は以下のページに書いてあります。
年齢に合うページを参考にしてください↓↓↓
20代教員の転職方法については「20代教員が転職を成功させる方法!年収・体験談、全てマルわかり!」をご覧ください。
30代以降の転職方法については「30代教員が転職する3つのコツ!年収・転職先は?全てマルわかり!」をご覧ください。
まとめ:中学校教員を辞めたい…と思った人が10倍前向きになれる方法!
上記を理解し実践することで、「中学校教員を辞めたいけど、でも辞められない、どうしよう、、、?」という辛さが無くなり、今より10倍、前向きな未来を想像することができるようになりますよ!
最後にもう一度復習しておきましょう!
- 中学校教員を辞めたい、どうしよう?
- 中学校教員の精神疾患による休職率
- 中学校教員を辞めたいと思うことは普通のこと
- 中学校教員が辛くて辞めたいなら辞めてもいい
- 中学校教員を辞めた人の事例
- 僕が中学校教員を辞めた理由
- どうしても職場に行きたくない
- 子供に強く指導することが嫌だ
- 平日は残業土日は部活動で休みが1日もない
- でも辞めると迷惑がかかるし、そんな自分が不甲斐ない
- 一冊の本との出会い
- 中学校教員を辞めて、そして転職
- 転職すると覚悟を決めると心が楽になった
- 転職エージェントに登録し校長先生に相談
- 8月で退職し
- 面談そして内定
- 人間らしい生活お送り、幸せとは何かに気付く
- 中学校教員を辞めても仕事はある
- 肩書きや条件ではなく本当の幸せを考える
- 僕が中学校教員を辞めた理由
- まずは中学校教員を辞めても大丈夫だと知ることが大切
- 中学学校教員の転職状況
- 中学校教員のよくある転職先
- 中学校教員の転職の流れ
中学校教員は、保護者対応や部活動、生徒指導など、辛いことが多いですよね。
でも少しずつでも行動していかなければ、何も改善しません。
まずは中学校教員以外の選択肢を知るところから始めましょう。
選択肢を知るには、教員の転職に強い転職サイトで調べるのがおすすめです。
「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」を参考にしてください。
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