こんにちは!
元小学校教員の「きりん」です。
国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働いていました。
今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。
本記事では、
初めて担任を持ったんですが、辛すぎて辞めたい気持ちが大きいです。
こんなに辛いのはどうしてでしょう?
また、何か解決策はありますか?
と言う悩みを解決する内容になっています。
結論から言うと、その辞めたい気持ちを解決する方法はあります!
実際、僕自身も今から紹介する、解決策を試して、今はこうして楽しく働いています。
本記事では、はじめて担任を持った辞めたくなる理由とその解決策を、僕自身の経験も踏まえ、具体的にご紹介していきます。
記事を読み終えるころには、なぜ自分は辛い思いをしているのか、そしてそれを解決するために何をすべきなのかを理解し、辛い気持ちが和らぎます。
※初めに教員に向いているか向いていないか知りたい方は「【新卒小学校教師が感じた】教師が向いていない人の特徴と共通点10個」をご覧ください。
【新任・新卒・新採】教員1年目だけど辞めたい!その理由と解決策
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】その理由
おそらく辞めたい理由は大きく以下の2つに集約されると思います。
- 理想と現実とのギャップ
- いきなりの独り立ち
詳しくご紹介します。
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】理想と現実とのギャップ
1年目で担任をもって一番感じることが、理想と現実とのギャップです。
担任を持つ前は、子供たちと一緒に勉強したり遊んだり、時には行事に熱くなったリと言うことを想像すると思います。
ですが現実は、保護者対応があったり、問題を抱えている子供がいたり、はじめての校務分掌があったりと楽しいことだけではありません。
僕も子供は大好きなんですが、その他の業務は全部嫌いでした!
どの学校も多かれ少なかれ闇を抱えているものです…!
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】いきなりの独り立ち
1年目で辞めたくなる理由のもう一つは「いきなり独り立ち」しなければならないことです。
本来、民間企業なら、
という流れをたどります。
しかし、教員は
と言う訳の分からない流れをたどります。
辞めたくもなります。
僕も、右も左も分からないまま小学校1年生の担任になったのを覚えています。
初出勤から3日後には1年生の保護者説明会してました(笑)
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】解決策は2つ!
続けて解決策をご紹介します。
理由は何であれ、結論、解決策は以下の2つのどちらかです!
- 環境を変える!or
- 耐えしのぐ!
この2つ!
近道も裏技もありません!
まずどちらの解決策が自分に合っているのかを考えていきましょう!
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】教員を辞めたい理由を今一度考えてみる
自分が教員を辞めたい理由をもう一度、具体的に考えてみましょう。
「環境を変えた方が良い」のか「耐えしのいだ方が良い」のかの判断基準は、教員を辞めたい理由によります。
なぜなら、仕事の慣れで解決する理由ならば、耐えしのいだ方が良いし、慣れではどうしようもない根本的な理由の場合、環境を変えた方が良いからです。
慣れで何とかなる理由
慣れで解決する理由とは以下のようなものです↓↓↓
- 授業が下手 → 2年もすればマシになります
- 子供との距離感が分からない → 仕事が楽しければ問題なし
- 嫌いな先生がいる → 相手の移動を待ちましょう
- 泳げない → 学年主任に任せる
基本的に、〇〇が下手とか、特定の誰かが嫌など時間が解決する理由は、耐えれば何とかなります。
続けて根本的な理由です。
根本的な理由
根本的な理由は以下のようなものです↓↓↓
- 実はあまり子供が好きではなかった
- 働いていてつまらない
- 学校の制度に納得がいかない
- 精神が病みそう
- 叱ることが苦通
根本的な理由は、自分自身の心や価値観、身体的な能力によるものです。
この場合、今耐えれたとしても、いつか限界が来ますし、慣れることはありません。
環境を変えましょう。
上記の例は、全部僕のパターンです(笑)
やりたいことや夢がある場合も素直に環境を変えた方が良いですよ。
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】教員を辞めたい理由を今一度考えてみる:まとめ
おそらく「慣れで何とかなる理由」と「根本的な理由」が色々と混在しているとは思います。
しかし、僕の経験上、2学期半ばまでに辞めたい理由が改善されなければ、それは根本的な理由の方が大きいです。
その後は耐えられたとしても、違和感を感じ続けたり、心身にダメージを受けながら働くことになります。
2学期以降も辛い場合は、早く環境を変えることをおすすめします。
最後に、「耐えしのぐ」「環境を変える」の2つの解決策を具体的にご紹介します。
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】耐えしのぐ
文字通り耐えしのぎましょう。(笑)
2年目からは、学校の1年間の流れや行事の内容が分かったり、保護者や子供との信頼関係も築けていたりするので1年目よりは大分マシです。
嫌な人とは極力、関わらない様にし、出来ないことは他の先生をどんどん頼りましょう!
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】環境を変える
環境を変える場合、3つの選択肢があります。
- 勤務する校種を変える(複数免許を持っている場合)
- 担任から専科に変えてもらう(複数免許を持っている場合)
- 転職する
この3つ。
※もう2つ、「同じ校種で学校を変える」「休職をする」と言う選択肢もなくはないですが、学校を変えたり、休んだところで根本的な原因は何も変わらないので、やめた方がいいです。
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】校種を変える
複数免許を持っている場合、働く校種を変えることで環境を変えることができます。
例えば、
- 小学校教員なら中学校教員に
- 中学校教員なら高校教員に
などです。
校種が違えば、教える内容から、子供の接し方、保護者の対応の仕方、集まっている先生の質、など全て違います。
僕は小・中(外国語)・特支と免許を持っていて、小学校教員から特別支援学校へ校種を変えました。
やはり業務内容は全く違い、毎月100時間越えの残業が月20時間以下に減りました(笑)
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】担任から専科に変えてもらう
この選択肢は対処療法でしかありませんが、時間を稼ぐという意味では有りです。
例えば、
今小学校で担任を持っていて、音楽の免許を持っているのであれば、校長先生に頼み、音楽専科になることが可能です。
他にも、図工や算数、理科、社会など学校の状況や校長先生との交渉次第で専科になることが可能です。
【新任・新卒・新採、1年目、教員を辞めたい!】転職を考える
これがもっとの根本的解決になります。
そもそも初任や新卒、新採のうちから教員に無理にこだわる必要はどこにもありません。
30歳を過ぎるまでは、どの企業でも引く手あまたですし、未来は無限大です。
教員からの転職は難しいと言われたりしますが、全くそんなこともありません。
気になる方は以下の記事を上から順に読めば見通しが持てるかと思います↓↓↓
- 「教員の転職は難しい?【結論:難しくない】元教員が教える転職のコツ」
- 教員の転職が難しいかどうかについて
- 「教員を辞めて良かったこと悪かったこと5選」
- 教員を辞めるメリット・デメリットについて
- 「教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣」
- 教員のよく行く転職先とおすすめ転職先について
- 「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」
- 具体的に教員を辞める方法と注意点につい
まとめ:【新任・新卒・新採】教員1年目だけど辞めたい!その理由と解決策
上記を理解することで、なぜ自分は辛い思いをしているのか、そしてそれを解決するために何をすべきなのかを理解し、辛い気持ちが和らげることができます。
最後にもう一度復習しておきましょう!
- 辞めたいその理由
- 理想と現実とのギャップ
- いきなりの独り立ち
- 解決策は2つ!
- 教員を辞めたい理由を今一度考えてみる
- 慣れで何とかなる理由
- 根本的な理由
- 教員を辞めたい理由を今一度考えてみる:まとめ
- 耐えしのぐ
- 環境を変える
- 校種を変える
- 担任から専科に変えてもらう
- 転職を考える
- 教員を辞めたい理由を今一度考えてみる
夢や希望を持って教員になったと思います。
しかし、必要以上にそれに囚われることはありません。
あなたの未来はあなたが思っているよりも無限に広がっていますよ。
どうしても疲れてしまった方は「「教員は疲れた辞めたい…」と感じた人が読むべき記事。」もご覧ください。
以上、「【新任・新卒・新採】教員1年目だけど辞めたい!その理由と解決策」でした!
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