教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!

教員の転職
きりん
きりん

こんにちは!

元小学校教員の「きりん」です。

国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働きました。

今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。

大学院では臨床心理学を学んでいました。

本記事では、

うつ病で教員を休職して、転職を考えているんですが、休職から転職する方法を教えてほしいです。

それに伴ってコツや注意点もあれば教えてください。

と言う悩みを解決する内容になっています。

実は、教員がうつ病から休職して転職すること自体はそれほど難しいことではありません。

うつ病からの転職は教員業界ではよくあることです。

大学、大学院、教員退職後と3回転職活動をしていて、さらにファイナンシャルプランナーの資格を持っている僕が、なぜうつ病からの転職は難しくないのかをご紹介します。

また高校教員をしていた僕の母も皆さんと同じ様に「うつ病」で休職しており、その経験もお伝えできたらと思います。

本記事では、「教員の休職率と転職の現状」や「教員がうつ病から転職する方法や気をつけること」などをできるだけ分かりやすくご紹介します。

記事を読み終えるころには、うつ病からの転職は難しいという不安が軽くなり、転職という自分の選択を前向きに考えられるようになります。

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教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】教員の休職率と転職の現状

まず初めに、教員の休職率と転職の現状についてご紹介します。

自分の置かれている立場を正確に理解することから始めましょう!

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】教員の休職率は高い

もしあなたが「休職した自分は珍し」とか「休職した自分は社会に必要とされていない」など、自分の悲観的に見ているのだとしたら、それは全く持って筋違いです。

そもそも教員の休職数は多く、こう言っては何ですが、特別珍しいことではありません。

下の表を見てみましょう↓↓↓ これは休職の方の中でも、特に精神疾患の方だけに絞ったデータです。

学校全体で0.55%の方がうつ病などの精神疾患で休職されています。

これは1年で約5000人です。

この人数を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、少なくとも、毎年5000人は精神疾患で休職されています。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】転職するなら今は好機

続いて今現在、日本は転職しやすいのかどうかを見ていきます。

下の図を見てください↓↓↓ グラフを見て分かる通り、2019年現在において求人数、転職希望者共に伸びている状況です。

つまり、転職するには絶好のチャンスと言うことです!

転職の現状を理解したところで、続いて転職を成功させるコツについて見ていきましょう!

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】転職のための3ステップ

転職のためのステップは大きく3つです。

  1. 退職する
  2. 退職と同時に転職エージェントに登録する
  3. 自己分析と企業分析をする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】退職する

まずは学校で退職手続きをする必要があります。

と言っても、休職中の場合、休職期限である3年を迎える前に、校長先生から電話で教員を続けるかどうか聞かれると思います。

そしたら、教員を退職する意思を伝えれば退職することが可能です。

必要書類は郵送で送ってもらえるので、後は事務の先生とのやり取りになります。

休職中でない場合の退職方法については「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」をご覧ください。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】退職と同時に転職エージェントに登録する

退職の手続きと同時にすべきことがあります。

それは転職エージェントに登録することです。

なぜ退職の手続きと同時かと言うと、転職活動には準備に時間がかかるからです。

自己分析や企業分析、エントリーシート作成、面接準備など時間があって困ることはありません。 なんなら退職の前に登録しておいても良いくらいです。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】必ず転職エージェントを使う

求人を見つける方法はいくつかありますが、うつ病からの転職の場合、普通の転職と違い、アピールの仕方や書類の書き方を変える必要があるので、必ず転職エージェントに登録しましょう。

転職エージェントは転職のプロ集団です。

例え、持病があったとしても、あなたが希望する業種・職種・労働環境に沿った転職先を提案してくれます。

また、転職エージェントでは、履歴書やエントリーシート、面接の準備、面談の日程調整など、初めから最後まで手厚くサポートしてくれます。

うつ病からの転職の場合、転職エージェントの登録は必須です。

転職サイトの選び方としては、企業登録数の多い大手を見るのがベストです↓↓↓

転職エージェントについて詳しく知りたい方は「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をご覧ください。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】自己分析と企業分析をする

最後は自己分析と企業分析です。

具体的な自己分析と企業分析は以下の3つです。

  • 自分の棚卸
  • 転職理由の明確化
  • 企業の絞り込み

これらをどれだけ掘り下げられるかが転職成功の鍵を握ります。

詳細を知りたい方は「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をご覧ください。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】なんにしても完全に病気を治すところから

今まで休職から転職の方法についてご紹介しましたが、何にしても完全にうつ病を治してからの話ですので、気を付けてください。

なぜなら、うつ病は完全に治し切らないと、すぐに再発する病気だからです。

以下の図はうつ病を「回数」と「時間」別に見た再発発生率です。

再発回数を重ねるごとに、再発率が高くなります。↑↑↑

回復してから時間が経てばたつほど再発率は高くなります。↑↑↑

上記のように、焦ってしまうとうつ病を再発するリスクがどんどん高くなってしまいます。

決して甘く見ないでください。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】精神障害者福祉保健手帳の取得も視野に入れる

うつ病から転職する場合、うつ病への理解が深い会社へ転職する必要が有るかもしれません。

そのために、障害者雇用を使った転職も視野に入れましょう!

障害者雇用で転職するには、精神障害者保険福祉手帳の交付が必須になります。

障害者雇用で採用されることで、うつ病に寄り添った働き方が可能になります。

また、精神障害者保険福祉手帳を持つことで、スマホの料金や交通機関の料金が割引されたりもします。

もし、うつ病から働くことに大きな不安を感じているなら、是非交付を受けることをおすすめします。

【教員がうつ病で休職してから転職する方法!】うつ病は隠さない方が自分のため

精神障害者福祉保健手帳を取得しないにしても、転職の際は自分がうつ病であることは隠さないほうが良いです。

仮に、うつ病であることを伝えずに入社できたとしても、会社によっては厳しい労働環境に耐えられずにうつ病が再発する危険性が高いからです。

だったら、多少選べる会社が減ってでも、始めから自分がうつ病であることを伝え、そのことを配力してくれる会社に勤めた方が、自分にも会社にもメリットが大きいです。

まとめ:教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!

記事を読み終えるころには、うつ病からの転職は難しいという不安が軽くなり、転職という自分の選択を前向きに考えられるようになります。

最後にもう一度復習しておきましょう。

  1. 教員の休職率と転職の現状
    • 教員の休職率は高い
    • 転職するなら今は好機
  2. 転職のための3ステップ
    • 退職する
    • 退職と同時に転職エージェントに登録する
      1. 必ず転職エージェントを使う
    • 自己分析と企業分析をする
  3. なんにしても完全に病気を治すところから
    • 50%は再発している
  4. 精神障害者福祉保健手帳の取得も視野に入れる
    • うつ病でも働きやすくなる
  5. うつ病は隠さない方が自分のため
    • うつ病に寄り添った働き方を

休職からの転職は、心身ともに困難なことも多いでしょう。

まずはしっかりと休み、もし動けるようになったら、転職エージェントに登録してみましょう。

担当者の方が最初から最後まで全力でサポートしてくれるはずです。

転職エージェントの選び方は登録企業数の多い大手に複数登録しておくのがベストです↓↓↓

転職エージェントについて詳しく知りたい方は「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をご覧ください。

以上、「教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!」でした!

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