常勤講師を辞めたい! 先が見えない…の元講師の答え!幸せへの近道 

教員を辞めたい
きりん
きりん

こんにちは!

元小学校教員の「きりん」です。

国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働きました。

今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。

本記事では、

常勤講師をしていますが、最近、職場に行きたくない気持ちが強いです。

でも、他の先生に迷惑をかけたくないし、何もできない自分が不甲斐ないです。

どうすれば良いですか?

という悩みを解決する内容になっています。

まずは、自分を責めることを辞めましょう。常勤講師はとてもハードな仕事です。辞めたい、辛いと思って当たり前です。

「今までよく頑張った!えらい!」と自分で自分を褒めてあげてください!

本記事では、「常勤講師を辞めたいけど、でも辞められない、どうしよう、、、?」という悩みを具体的な例を使って丁寧に解決していきます。

記事を読み終えるころには、常勤講師以外の新しい選択しを増やし、や今より10倍前向きな未来を想像することができるようになりますよ!

※より確実に悩みを解決したい。相談したいと言う方は「教員の転職相談はここがベスト!10分で悩みを解決する方法」を参考にしてください。

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常勤講師を辞めたい!どうしよう…?

はじめに結論を言ってしまうと、

公立教員である必要性を感じていないのであれば、転職した方が幸せになれる!」です。

理由は3つ

  1. 「安定した仕事がいい」「子供と関わる仕事がいい」という場合、教員以外の選択肢が無数にあるから。
  2. 正規教員、常勤講師ともに教員の未来は暗いから。
  3. 売り手市場で今なら割とどこでも転職できるから。

順に説明しますね。

小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法

1.「安定した仕事がいい」「子供と関わる仕事がいい」という場合、教員以外の選択肢が無数にあるから。

そもそも、公立学校の教員に捕らわれる必要はない!ということです。

なぜなら、教員以外にも「安定した仕事」や「子どもと関わる仕事」はいくらでもあるからです。

例えば、子供と関わる仕事がしたい場合以下のような仕事が挙げられます

  • 塾講師
  • 児童館
  • 幼稚園・保育園
  • 作業療法士
  • ベビーシッター
  • 家庭教師
  • ピアノ教室
  • テーマパークのスタッフ
  • 小児科医
  • ソーシャルワーカー

もしくは安定している仕事がいい場合以下のような仕事が挙げられます。

  • 警察官
  • 消防士
  • 自衛官
  • 役所
  • 医師
  • 弁護士
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 薬剤師
  • 看護師
  • 保育士
  • 介護福祉士
  • 大手一般企業

適当に思いついただけ書いて、これだけあるのですから、真剣に探せばもっとあるはずです。

教員におすすめの転職先については教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣を参考にしてください。

公立教員である必要性

じゃあ逆に、「公立教員である必要性って何だろう?」って考えた時、何が思いつくでしょか?

よくあるのは「恩師に憧れて」や「未来の希望を担う子どもたちを育む」などです。

ですが、そのどちらも、教員である必要はありません。

なぜなら、

「恩師に憧れて」の場合、

恩師がしてくれたことは、突き詰めると、「あなたに寄り添うこと」であったはずです。

つまり、教員と言う手段を使って、寄り添うことを目的としているわけです。

これは、寄り添える環境と気持ちさえあれば、教員でなくてもできます。

次に、「未来の希望を担う子どもたちを育む」です。

これも、「恩師に憧れて」と同じです。

教員でなくても未来の希望を担う子供たちを育むことはできます。

直接子供と関わらなくても、間接的に未来の希望を担う子供たちを育むことも可能です。

公立学校の教員でなければならない理由は2つ

僕が思いついたのは二つです。

  1. 公立の教員であるというステータスが欲しい場合
  2. 営利を目的とせず、子供との生活の中で育みたいものがある場合。

おそらく上記以外の理由の場合は、無理に教員にこだわる必要はないです。

特に、今辛いと感じているのなら尚更です。

2.正規教員、常勤講師ともに教員の未来は暗いから

残念ですが、これは明らかな事実です。

教員の世界は、本当に追い詰められない限り、良い方向へは変わらないでしょう。

なぜなら、少子高齢化や公教育という制度の限界、そして何より保守的な体質はそう簡単に治すことはできないからです。

常勤講師の末路

常勤講師の給料・ボーナスは頭打ち

常勤講師の給料は、勤続年数10年以降は昇給しません。

自治体にもよりますが、おおよそ年収450万前後で頭打ちです。

一方、正規採用の教員は毎年1万ずつ昇給していき、最高年収は800万前後まで上がります。

最近は、同一労働同一賃金と言うことが言われていますが、教員の世界に影響が来始めるのは早くても10年後でしょう。

ボーナスや退職金については「【公立学校】常勤講師の給料、ボーナス、退職金はいくら?」を見てください。

常勤講師は休職できない

常勤講師は制度上、休職することができません。

休職の種類には以下のようなものがあります。

  • 病気休暇
  • 介護休暇
  • 子の看護休暇
  • 忌引き休暇
  • 生理休暇
  • 育児休業
  • 大学院進学のための休業

常勤講師の先生の場合、何かあった時の保険が効いていない状態です。

なので、できるだけ無理はせず、自分の健康第一、家族の健康第一で働きましょう。

常勤講師はいつでもクビになる

常勤講師は 任用期間が決まっています。

大体は半年から1年で任用期間は終了です。

基本的には、自分から言い出さなければ、任用期間は自動更新されます。

しかし、ひとたび教員の人数が増えたり、学校側の都合でいらなくなったリすると、いつでもクビになってしまいます。

正規採用と同じ仕事量で同じ成果を出していても、常勤講師はとても不安定で、待遇が悪い雇用形態です。

教員の未来は暗い

管理職の言うことは余り信じないほうが良い

公立学校の管理職の仕事は、職員が快適に仕事ができるようにすることではありません。

かといって、子供にとってベストな学習環境を作ることでもありません。

公立学校の管理職の仕事は、問題が起こらないようにすることです。

つまり管理職の言うことには常に裏があります。

その裏が何なのか考えながら、話を聞くようにしないと、痛い目に合うかもしれません。

教員は社会とずれている

教員は一般的な企業と比べて、ずれているところがとても多い仕事です。

しかし教員を何年かやっていると、ずれているところが当たり前になり、分からなくなっていきます。

これは子供にとってもあなた自身にとっても良くないことです。

なぜなら、子供はそのずれた価値観で教育され、またあなたもそのずれた価値観で人生を歩むことになるからです。

教員は精神疾患による休職率が高い

教員は精神疾患による休職率がとても高い状態です。

下の表は、各校種ごとの精神疾患で休職している教員の数と割合を表しています。

毎日12時間労働が当たり前の仕事なので、当然と言えば当然かもしれません。

教員の未来は暗い

ここまで話しておわかり頂けるように、教員の未来はくらいです。

上記に挙げたような状況の中で働きたいとは、思えませんよね、、、(笑)

もし今辞めたいと感じているなら、僕は心の底から転職をおすすめします。

3.売り手市場で今なら割とどこでも転職できるから

いくら教員が嫌で辞めたくても、他に働き先がないなら、続けるしかありませんよね。

でも、今は違います。

完全に売り手市場で、その気になれば誰でも転職が可能です。

下の図を見てください。

この図は、求人数と転職希望者の割合を表したものです。

少し見づらいですが、2018年の時点で、一人に対して1.63社の求人があります。

さらに、これは業界全体の平均であって、IT業界に絞れば、一人に対して5.63社の求人があるんです。

教員の転職は難しい?【結論:難しくない】元教員が教える転職のコツ」に詳しく書いてありますが、教員の転職は難しくはありません。

正しい知識と正しい手順で行動すれば、必ず転職は可能です。

こちらも「教員は必ず転職エージェントを利用すべき理由5つ!内定への近道」参考にしてください。

それでも常勤講師を続けたいなら

でも、それでも教員になりたいのならば、あなたは本物です。

教員を続ける価値があります!

子供や同僚を犠牲にしてでも教採の勉強に励むこと

ですが、もし本当に今後教員を続けて行く気があるのだとしたら、今は子供や職場の先生方に迷惑をかけてでも教員採用試験の勉強に取り組むべきです。

理由は2つ

  • 常勤講師も正規採用も仕事量は同じなのにも関わらず待遇が全く違うから
  • あなたが正規採用になることは、長い目で見た時、多くの子供たちをしあわせにできるから。

ここでは詳しく書きませんが、授業準備や他の先生に任せられることは、すべて任せてとっとと帰って勉強しましょう。

常勤講師は移動するのもあり

常勤講師の唯一のメリットは任用期間が切れれば、いつでも職場を移動することができることです。

なのでもし、教員は嫌いじゃないけれど、今の職場が合わないという場合、校長に言って移動するのもありです。 

僕の場合は、小学校教員から特別支援学校の教員へと移動しました。

場所が変われば人も変わりますし、人が変われば働き方も変わってきます。

ただし、公教育に携わっている以上、公教育の制度や体質、考え方はどこへ行っても同じです。

まとめ:常勤講師を辞めたい!どうしよう…?

上記を理解することで、常勤講師以外の新しい選択しを増やし、や今より10倍前向きな未来を想像することができるようになりますよ!

最後にもう一度復習しておきましょう!

  • 1.「安定した仕事がいい」「子供と関わる仕事がいい」という場合、教員以外の選択肢が無数にあるから。
    • 公立教員である必要性
    • 公立学校の教員でなければならない理由は2つ
  • 2.正規教員、常勤講師ともに教員の未来は暗いから
    • 常勤講師の末路
      1. 常勤講師の給料・ボーナスは頭打ち
      2. 常勤講師は休職できない
      3. 常勤講師はいつでもクビになる
    • 教員の未来は暗い
      1. 管理職の言うことは余り信じないほうが良い
      2. 教員は社会とずれている
      3. 教員は精神疾患による休職率が高い
      4. 教員の未来は暗い
  • 3.売り手市場で今なら割とどこでも転職できるから
  • それでも常勤講師を続けたいなら
    1. 子供や同僚を犠牲にしてでも教採の勉強に励むこと
    2. 常勤講師は移動するのもあり

常勤講師は、お世辞にも優遇された職とは言えません。

辛いことも多いでしょう。

ですが、行動しなければ何も変わりません。

まずは辞めたい理由を明確にしてみましょう。

詳しくは「【新任・新卒・新採】教員1年目だけど辞めたい!その理由と解決策」を参考にしてください。

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