教師を辞めるまでにしたこと

教員を辞めたい

こんにちは、元教員のきりんです!

教員を辞めたいけど、不安があるなぁ…

どんな流れで辞めればいいのかわからない…

辞めた人の実体験が知りたい!

自分自身、こういったことで結構悩んだので記事にしました。

記事のテーマは、

私が教員を退職するまでにしたこと。
後悔したことや気を付けるべきことなんかも書いていきます。
退職で悩んでいる方はこちらも合わせてどうぞ↓
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友達や両親への相談

私はまず相談しましたね。

親や友達に相談しました。

ですが相談して何か解決するわけではありませんでした。

なぜなら自分の中でもう退職すると決まっていて、それを後押しして欲しい気持ちで相談したって感じだからです。

よくある話を聞いてほしいだけってやつです。

当たり前ですが、相談して「辞めていいよ」と後押ししてくれる人もいれば、「辞めない方がいいよ」と言ってくれる人もいると思います。

さっきも言いましたが正直相談は必要ないです。

結局は自分の覚悟次第。

他人に言われて気持ちが変わるようなら何やってもダメです。

しっかりと自分で決めて本気で向き合う覚悟を持ちましょう。

ただ親や友達に何も言わずに、いきなり退職してしまうと心配をかけてしまうので、本気で退職すると決めたら、退職するという事実だけは報告しましょう。

愚痴はいっぱい聞いてもらってください。

計画

次に計画を立てました。

  • 退職して次の職に就くまでにどのくらいのお金があれば生きていけるのか。
  • 退職の理由は何にするのか。
  • いつ退職するのか。
  • 辞めて何をするのか。
  • どこで暮らすのか。

私は不安の強い人間で、色々決めてからでないと退職する気分になれませんでした。

でも色々計画を立てたのは正解でした!

おかげで見通しをもって取り組むことができています。

もしまだ時間に余裕があれば皆さんもできるだけ具体的に計画を立てることをおすすめします。

計画を立てるとその後の気持ちの余裕が全然違います。

特に退職した後に何がしたいかです。

せっかく辞めるんだから自分が一生懸命になれるワクワクするような夢を持ちましょう。

貯金

私は100万貯めようと決めていました。

この金額が多いと思った人もいれば少ないと思った人もいるかと思いますが、大切なのは

次の職に就くまでにいくら必要か」、です。

私の場合、男の独り身だったので100万もあればギリギリ1年は暮らしていけるかなと思い100万にしました。

さらに、最終的には実家で暮らすことになったので100万で割と余裕がありましたね。

ですが、家族がいる方や一人暮らしをしている方は、多少余裕のある貯金をしましょう。

お金がないとそれだけで精神的に辛いものがあるので、精神の安定のためにも必要です。

校長先生との面談

校長先生には嘘の退職理由を告げました。

本当は、つきたい職業ができたことと学校教育に疑問を抱いためですが、その理由では引き留められそうだったのとすぐには辞めれないと思ったからです。

なので校長先生には、

親が倒れていつまで一緒にいられるか分からない、だから一度退職して親のそばにいたい」

と告げました。

すると、はじめは引き留めようとしていた校長先生も納得してくれました。

ただ、ここで嘘をついたことでその後の職員あいさつや保護者のあいさつ、すべて嘘をつくことになるのであまりおすすめはしないです。

やはり罪悪感もあるので、どうしても真実を言えない場合のみにした方がいいです。

校長先生は粘ると思いますが、退職の意志が固ければどんな理由でも退職することはできます。

職員あいさつ

退職の旨を全職員に伝えるタイミングは、校長先生と相談して決めることになると思います。

私の場合はギリギリまで知られたくなかったので退職の1週間前に職員朝会で退職の旨を報告しました。

一週間前は「○○先生が退職することになりました」と、校長先生から全教員に一言報告があるだけで、本人のあいさつが求められるわけではなかったです。

ですがその後校長先生から、「退職の日の朝会で一言お願いします。」と言われました。

退職日の職員朝会で私が話した内容を参考のために載せておきます。

この度一身上の都合により、本日を持ちまして退職させていただきます。

私は特別支援学校はこれが初めての経験で、右も左もわからない状態でした。そんな中多くの先生方にご指導いただき沢山のことを学ぶことができました。

特に同じ学年の先生方をはじめ、小学部の先生方には大変お世話になりました。感謝してもしきれません。

ここで培った経験は、私の人生にとって財産です。この経験を今後も生かしていくことが皆様への恩返しになると信じ、頑張っていきたいと思っています。

お世話になった皆様のご活躍とご健康を心よりお祈りしています。

本当にありがとうございました。

こんな感じです。

学校ごとに言い方が違ったり、雰囲気によってもっと砕けた言い方の方が良い場合もあるとおもうので、状況に合わせて考えてください。

私もググってこれを作りました。

保護者あいさつ

保護者へのあいさつで話した内容も載せておきます。

この度、家庭の事情により1学期づけで退職することになりました。

クラスの子供たちと一緒に過ごさせていただき、特別支援教育について学ぶことがたくさんありました。

至らないところもたくさんあり、ご迷惑もおかけしましたがお子さん方の担任をさせていただいたことをうれしく思っております。

そして、子どもたちや保護者の方の支えに心より感謝申し上げます。本当に今までありがとうございました。

これは保護者の方に実際に言ってみてわかったことなんですが、退職の理由ははっきり言った方が良かったです。

一身上の都合や家庭の事情のように濁すのではなく、

  • 母の介護のため
  • 鬱病によりなど

具体的に言った方が保護者も納得してくれますし、その後の対応も楽です。

職員朝会やあまり関係が深くないところは一身上の都合でいいんですが、クラスの保護者や同じ学年の先生など直接かかわりのある人には退職理由をはっきりと伝えましょう。

児童あいさつ

児童へのあいさつはクラスの状況や自分のスタイルによって大きく変わると思います。

私の場合は小学校1年生へのあいさつだったので、あまり難しい事や悲しくなるようなことはあえて言わずに、「離れてるけど応援しているよ」と、簡単なあいさつと遊びをしてお別れしました。

逆に中学生や高学年は理由をはっきり伝えた方がいいかもしれません。

変な誤解を生んでしまったり、余計な心配をかける場合があるので。

飲み会

これはあったりなかったりします。

私の場合はたまたま一学期の終業式で、普通にある飲み会と重なったためありました。

飲み会だからと言って何かしなければならないということはなく、ただ楽しく飲んだり感謝の気持ちを伝えればいいです。

私は当分大勢でお酒を飲む機会もないとおもい、思いっきりはしゃぎました。

ただ三学期末で退職する場合は離任式があるのでそこであいさつすることになります。

有休の消化

皆さんは有休は何日残っていますか?

多く残っているならどんどん使っていきましょう。

残念ながら余った有給はお給料に変えることができません。

私も夏休み全部で有休を消化しましたが使い切れませんでした。

退職すると決めたら周りの目を気にせず、割り切って使いましょう。

取った休みで退職した後の計画を立てたり、準備に使かったりする方が有意義です。

退職

やっと退職です。

退職だから何かあるわけではなく、当たり前ですがただの日常が過ぎていきます。

退職したらまず保険や税金関係の手続きをしましょう。

特に年金の手続きは退職してから14日以内に手続きしなければなりません。

ある程度落ち着いたら休むことも忘れないでくださいね。

いままで多くの困難があったと思います。

しっかり心身を休め、次への準備をしましょう。

まとめ

私が教員を退職するまでにしたことはこんな感じです。

私の場合はしっかりと段階を踏んで丁寧に退職しましたが、辞めようと思えば退職代行などを使ってもっと短期で辞めることも可能です。

そこはあなたの心が一番楽な方法をとるのがベストです。

辞めることは決して悪い事ではありません。

少しでもこの記事が先生方の心躍る一歩のための役に立てば幸いです。

教員を辞めたい教育につて
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