本記事では、
ご紹介します。

教員を辞めたいと思っているけど、どんな良いことと悪いことがあるのかな?

せっかくなった教員を辞めてもいいのかな、、、?
私もそんな悩みを抱える一人の教師でした。
でも結論から言うと控えめに言って辞めて良かったです!
今日は少しでも悩みを抱える方の役に立てたらなと思い、教員を辞めて良かったこと悪かったことをまとめたいと思います。
教員を辞めて良かったこと5選
教員を辞める前は辞めようか続けようかすごく悩みました。
段々と辛くなっていって、ある日突然、「ああ俺、辞めたいんだ」と自覚しました。
でも自覚してからも半年以上悩んだ気がします。
「辞めた後どうしよう…」とか
「周りの先生や保護者から何て言われるかな?」とか
とにかく不安要素が多すぎて今すぐ辞めようという気にはなりませんでした。
そんな私が断言します!
このページを真剣に読んでいる時点で辞めた方がいいです!
煽る気とかは本当になく、純粋にあなたのことを思って勧めています。
多分すでに相当悩んで、辛い思いをしてきての今なんだと思います。
私が教員を辞めて良かったことはこんな感じですので参考にしてください。
土日が自由に使える
教員って部活動や行事で土日潰れませんか?
特に、高校、中学校
場合によっては、小学校や特別支援でもあるかもしれません。
辞めると、本当に時間が増えます!
いつもなら土曜日でも6時半に起きて、準備して、出勤して、練習風景や試合を見て、帰るころには夕方、もらえるお金は数千円…みたいな流れだと思います。
でも土日が休みだと、
- 行ってみたかった場所に行ける
- や読んでみたかった本が読める
- 午後まで寝れる
好きなことができるんです!
これってめちゃくちゃ大切なことで、すごく人生が豊かになります。
教員をしているとどうしても仕事一色とかになりがちですが、ふと振り返った時むなしくないですか?
自分を安売りしないでください。
あなたはもっと価値のある人間です。
ただ働きしなくていい
これは土日が自由に使えるにも通じるところはあるんですが、お分かりの通り、教員には残業代という概念がありません。
すでに給料に教職調整手当として月額の4%分の金額が加算されています。
これは計算すると、土日を抜いた20日間、毎日1時間残業した場合の残業代に相当します。
でも1日1時間の残業なんかで帰れたことは一度もありませんよね。
正直小学校の先生なら給食準備だけで昼休みの1時間消えてしまいます。
軽く見積もって、月40時間の残業だとしたら4%上乗せだけでは20時間分の残業代が支払われていないことになります。
まあ、それを承知でこの職についたわけですが、それにしても酷いですね。
今では働いたら働いた分だけお給料がもらえます。
学校の変なルールに縛られない
学校って変なルールっていうかしきたりみたいなのありませんか?
地域差は大きいと思うんですが。
全国的に言えば
- 副業禁止
- 子供のシャーペン禁止
- 子供への体育座り強要
- 新しい事を始められない
- 形式だけの書類作成
- 半強制の飲み会
こんな感じ。
賛否両論あるかとは思いますが、私はなんだかんだストレスでしたね。
自分の中にポリシーや考え方の軸がある先生ほど辛いと思います。
保護者対応や教師間の人間関係からの解放
保護者対応や教師間の人間関係が本当に辛い人も多いと思います。
私も理不尽な保護者や年配教師になんど泣かされたか…
- 特定の人だけに仕事を振る
- うわさや陰口
- 理不尽な要望
- 管理職や年配教師からのパワハラ などなど
どこの学校にも割とあることだと思います。
一番嫌なのは、こういった人たちといると自分もその人たちに影響されるということです。
自分の環境は自分で整えましょう。
うつ病などの精神疾患から解放される
前、大学の先生が言っていましたが、教員と看護師はベトナム戦争帰りの兵士と同じ精神状態だそうです。
まあ本当かどうかはさて置き、それくらい過酷な環境ということだと思います。
私も教員をやっていたころは毎月残業80時間前後でした。
体育祭などの行事や成績付けの時期は100時間越えなんてことも珍しくありませんでしたね。
過労死ラインが80時間ですから、死んでてもおかしくない状況だったということです。
つい「大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、本当に危険なので割り切って帰りましょう。
教員や辞めて悪かったこと
続いて辞めて悪かったことです。
実はこれも意外とあるんですよね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
安定を失う
教員がどれだけ過酷と言っても、基本的にクビになることはありませんし、給料も毎年1万円前後増え続けます。
退職金も悪くありません。
なにより、毎月決まった金額が振り込まれるというのはありがたいものです。
家庭を持ち、毎日決まった生活を送るには安定は大切かもしれません。
でも安定した職業は教員だけではないことを覚えておいてください。
社会的信用を失う
教員の社会的信用というのは勤めていると分かりづらいですが、結構大きいです。
やっぱり「教員をしています」と、いうだけで安心感があります。
知識や常識があってお金もそこそこ持っている。
そんな肩書が教員なんだと思います。
実際はそんなことなかったりするんですが。(笑)
婚活をしたりお金に関わるときに実感しますね。
福利厚生を失う
さすが公務員は福利厚生だけで言えば最強です。
これも地域差はあると思いますが、産休はもちろん、生理休暇、リフレッシュ休暇などもありますし、夏休みには10連休なんてこともできてしまいます。
2~3年であれば病気で休んでもクビになることもありません。
まあ実際に休暇が取れるかは職場の雰囲気によりますが、制度としては一様用意されているので、開き直ればとることが可能です。
子どもたちと関われない
僕は子供が嫌いで教員を辞めたわけではないので、純粋に子供と関われないことは寂しいですね。
ただ教員以外にも子供と関わる方法はいくらでもあるので、将来的にはまた子供と関われる何かをしたいと思っています。
さらに言うと、子供と言っても幼稚園児から高校生まで幅広いです。
なので今関わっている子供とは違う年齢の子供と関わるとまた新しい発見があるかもしれませんね。
漠然とした不安
こればっかりは仕方ないですね…
すでに就職先が決まっていたり、貯金に余裕があったりすればいいですが、僕を含めほとんどの方は何もない状態だと思います。
貯金は貯めるしかありませんが、次の就職先は教員をしながらでも探すことができるので、色々調べておくと少し安心できるかもしれません。
登録するだけでも無料で情報が入ってくるので本気で転職を考えているなら、登録だけでもする価値はあるかなと思います。
辞める前に考えること
今、心身ともに限界が来ていないか確認する
もし、今すでに死にたいと感じていたり、幻聴が聞こえていたりしているい人は、こんな記事を読んでいる暇はありません。
今すぐ教員を辞めましょう。
少なくとも休職しましょう。
組織というのは一人欠けたところで回る様にできています。
逆に回らなければ組織ではありません。
こんな言い方は良くないかもしれませんが、あなたの代わりはいくらでもいます。
でも家族や友人、自分自身にとってあなたの代えはいません。
自分のためにも家族のためにも辞めましょう。
自分の楽しいと感じることをはっきりとさせておく
せっかく教員をやめても、また同じような所に就職してしまっては元も子とありません。
そのために自分が心から楽しめることを探しましょう。
例えそれが就職に直接結びつかない様な事でもです。
今はやりたいことは何でもできる時代です。
現に私は今、教員を辞めて、好きだった筋トレを広めるべく奮闘しています。
アニメやドラマが好きなら、レビューサイトを作るのもいいかもしれません。
旅行が好きなら、旅行代理店や出版社、ブログなどもできそうですよね。
こんな感じで、どんなことでもいいので自分が心躍ることを探しましょう。
遊びは極めると仕事になります。
辞めても1年くらい暮らせるだけのお金があるか確認する
これはとても現実的な話になりますね。
まあ、気づいているとは思いますが、お金がないと暮らしていけません。(笑)
だた、100万もあれば十分だと思います。
暮らしのレベルにもよりますが、家賃2万食費3万通信費1万その他2万で1年ほど暮らせます。
1年あればアルバイトでも何でも月10万前後稼ぐことは難しくないです。
さらに、雇用保険もありますのでハローワークに通えばいくらかのお給料ももらえます。
辞めるための流れ
- 校長先生に話をする
- 校長先生や教頭、事務の先生と面談をする
- 必要書類を提出する
- 退職
校長先生に話をする
いつでもいいので校長先生に退職の旨を伝えましょう。
言いづらいなら教頭先生や教務主任など立場の上の人に相談しましょう。
そしたら校長先生に伝えてくれます。
同期の先生や学年主任など立場の近い先生や身近な人はおすすめしません。
噂になったり、退職するまでの人間関係が崩れたりする可能性があります。
校長先生や教頭、事務の先生と面談する
校長先生に退職の旨が伝わると、今度は面談をすることになります。
校長先生は基本的に引き留めてくると思いますので、はっきりと退職の意志と理由を告げましょう。
硬い意志さえあればどんな理由でも退職はできるので、安心してください。
退職手続きの関係や次に入ってくれる先生の募集などの関係で事務長先生と一緒に面談をすることもあると思います。
私の場合は校長先生と事務長先生の二人でした。
詳しく知りたい方は「教師を辞めるまでにしたこと」も一緒にご覧ください。
必要書類を提出する
退職することが決まれば必要書類を提出すればOKです。
必要書類といっても、退職届を見本を見ながら直筆で書いて出すくらいで、難しい書類は一切ありません。
こんなんで良いの?って思ったのを覚えています。
退職・タイミング
やっと退職です。
退職するタイミングは、法律的には最低2週間前なのですが、学校側のベストなタイミングは年度末の3月になります。
でもそこは自分優先で良いと思います。
ちなみに私は夏休みに辞めました。
先ほどもいいましたが、組織というのは一人欠けたところで回る様にできています。
無理に働いて病気になっても学校はなんの補償もしてくれません。
校長先生や教頭先生は「働け」とは口が裂けても言わないので、「退勤時間を過ぎていても働いていたのはあなたの意志ですよね?」と言われて終わりです。
なので、3月まで働いた方が気分が楽ならそうすればいいし、今すぐ辞めた方が気分が楽ならすぐにに辞めるのがベストです。
さらに詳しく知りたい方は「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」も一緒にご覧ください。
辞めた後どうするか?
辞めた後は、少し休憩しましょう。
あなたは自分が思っている以上に身の心もボロボロです。
満身創痍です。
たくさん寝て、たくさん堕落したらある日動きたいと思うときがきます。
そしたら、動きましょう。
できれば実家に帰ることをおすすめします。
実家であればお金もかからないし、あなたのことを本気で気にしてくれる人がいます。
結婚しているのであれば、奥さんに思いっきり甘えましょう。
奥さんもきっと受け入れてくれるはずです。
まとめ:教員を辞めて良かったこと悪かったこと5選
どうでしたか?
本記事では、
ご紹介しました。
あなたの不安は少しは軽減されましたか?
まとめるとこんな感じです。
良かったこと5選▽
悪かったこと5選▽
一番はじめてにも言いましたが、私は辞めて本当に良かったと思っています。
もし辞めることが甘えだと思っているのだとしたらそれは違います。
私から言わせれば、自分の合わない環境に居続けていることこそ甘えです。
行動しなければ何も変わりませんよ。
以上、「教員を辞めて良かったこと悪かったこと5選」でした!
勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
世界が変わりますよ。
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