「教員を辞めたいけど、周りの目が気になる」
「途中で辞めるなんて大人としてどうなの?」
「子どもたちが心配、、、」
「周りから『無責任だ』と言われる。」
教員を辞めたいけど、
「年度途中で教員を辞めても良いのかな?」
「無責任じゃないかな?」
と悩んでいる人も多いと思います。
でも安心してください。
まったくもって無責任ではないです!!!!!!!!
まずは、途中退職の意味と無責任の意味から押さえていこうと思います。
早期退職・途中退職とは
そもそも途中退職とは何でしょうか?
一般企業であれば、始まりも終わりもはっきりはしていないので、途中もなにもないんですが、
教員は基本的に4月の始業式に始まり、3月の卒業式で終わります。
つまり、教員において途中退職とは、「4月から翌年の3月までの年度途中で退職すること」をいいます。
言い換えると、3月末以外に辞めることですね。
さらに、途中退職には自己都合による退職と、会社都合の退職があります。
学校では自己都合による退職がほとんどだと思います。
無責任とは
教師というのは何かるごとに無責任無責任と言われますが、そもそも「無責任」はどういう意味なのでしょうか?
辞書で調べたところ
責任が無いこと
責任を負わないこと
だそうです。
あまり説明になっていない!!!(笑)
次に「責任」だけで調べてみました。
立場上当然負わなければならない任務や義務。
自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。
律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。
つまり、無責任とはこれらが無いと言うことになります。
教師の責任とは
では教師の責任って何でしょう。
これは100人いれば100人の言い分があると思いますが、、、
究極は、学校で安全に過ごして安全に家に帰すことだと思います。
欲を言えば、最低限度の学力やコミュニケーション能力などなど、といったところでしょうか。
ではあなたが年度途中で辞めると、子どもは学校で安全に過ごして安全に家に帰ることができないのでしょうか?
学力やコミュニケーション能力を学ぶことはできないのでしょうか?
そんなことないですよね!
学校は国が運営している大変大きな組織です。
そして組織というのは、常に一定の生産性を保つたに働くシステムのことです。
たとえ職員が一人や二人辞めたところで、子どもの安全と最低限の学力が揺るぐことはありません!
組織と言うのはそういうものなんです。
もしあなたが辞めて学校が運営できなくなるようでは、組織として成り立っていません。
辞めたとしても、すぐに次の先生がきて、いつもと変わらない日常が続きます。
あなたにとって本当に大切なもの
- あなたが辞めても学校の日常はなにも変わらないことと
- 「途中退職」「無責任」ということの辞書的な意味からも教師の途中退職は無責任ではないこと
がわかったでしょうか?
それでも「やっぱり、罪悪感がある、、、」とか
「周りはそんなに理論的に理解してくれない」とか
考える人もいると思います。
なので次は感情面で進めたいと思います。
あなたにとって本当に大切なものとは何ですか?
- 仕事ですか?
- 上司ですか?
- 生徒ですか?
- お金ですか?
違いますよね!
おそらくあなたにとって一番大切なものは、自分自身や家族、恋人、我が子ですよね。
あなたが苦しんで働いている姿を見て大切な人たちはどう思うでしょうか?
あなたが働きすぎて病気になったら大切な人たちはどう感じるでしょうか?
きっと心配すると思います。
残念ながら、保護者も同僚も校長も学校も無責任だと言ってくる人も、心から心配してくれることはありませんし、なんの補償もしてくれません。
追い詰められれば、あなたが自分の意志で決めて働いていたんですよね?で終わりです。
学校や社会がそんなスタンスなのに、あなただけ尽くしても仕方がないんです。
教師の仕事が本当に好きで、やりたくて仕方がない人は残業や体調関係なくやればいいんです。
でもあなたは違いますよね。
今一度あなたにとって本当に大切なものは何かを考えてみましょう。
きっともう答えは出ていると思います。
答えが出ているのに行動しないことは甘えですよ。
辞めるにしても辞めないにしても、行動するのが怖くて立ち止まっているのは甘えです。
大切なもののために勇気をもって今すぐ行動しましょう。
まとめ
今回は途中退職についてロジカルにかつ感情的に攻めてみました。
- 教員の責務とは安心安全に学校から家に帰すことであり、あなたが辞めてもそれは果たされます。
- また、あなたを批判している人はなんの責任もとってくれません。あなたにとって一番大切なものは何かを考えて今すぐ行動しましょう。
きっと今まで多くの苦労と努力をしてきたんだと思います。
でも大切なのことは周りや社会の意見ではなくあなた自身の気持ちや体です。
コメント