常勤講師で結婚できる?【結論:余裕】結婚を可能にする3つの方法

教員の転職
きりん
きりん

こんにちは!

元小学校教員の「きりん」です。

国立の教育系大学院を卒業後、小学校教員として2年働きました。

今は少しでも同じ境遇の先生の助けになればと思いフリーランスとして活動しています。

本記事では、

常勤講師をしていて、結婚したいと考えています。

でも、お金や安定など将来が不安です。

結婚は辞めておいた方がいいですか?

という悩みを解決する内容になっています。

実は、自分やパートナーが常勤講師だからといって結婚を諦める必要はありません。

本記事では、
  • 常勤講師で結婚することの不安の理由
  • 常勤講師で結婚して大丈夫か?
  • 常勤講師で結婚する時の注意点
  • どうしても常勤講師で結婚が不安ならすべきこと
  • 結婚を控えた方が良いパターン
についてご紹介します。

記事を読み終えるころには、常勤講師で結婚することの不安が解消されたり、次に自分がどのような行動をとればよいのかが分かるようになります!

※結婚相手として教員は良いのか悪いのかについては「教員って結婚相手としてどうなの!?元教員赤裸々告白!」を参考にしてください。

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常勤講師で結婚することへの不安の理由

常勤講師で結婚することの不安は大きく2つです!

  • 結婚しても生活が不安定になりそうで不安
  • 合格したら結婚しようと言いつつ、合格できていない

この2つ

詳しく見ていきましょう!

結婚しても生活が不安定になりそうで不安

この悩みが一番多いと思います。

自分、もしくはパートナーが常勤講師で、お金や雇用形態への不安を抱えているパターンです。

  • もし子供ができて、私が働けなくなったらお金で困りそうで不安
  • 自分に何かあった時に、家族を守れるような制度があるのか心配

などが挙げられます。

合格したら結婚しようと言いつつ、合格できていない

次に多いのが、合格したら結婚しようと言いつつ、合格できないパターンです。

僕の周りにも2~3人いました。

実際に受かってプロポーズして結婚した同僚もいれば、中々受からず、結局常勤講師のままで結婚した同僚もいます。

  • 正規採用になったらプロポーズする!っと言っていた3年しても合格できていない
  • 合格したらプロポーズしようと考えていたが、彼女もいい歳なので、プロポーズ素子用と考えています。でも常勤講師で不安です。

などが挙げられます。

常勤講師で結婚しても大丈夫?

上記の常勤講師への不安をまとめると、「お金の不安」と「雇用形態の不安」ですよね!

結論を先に行ってしまうと「常勤講師で結婚してもい大丈夫です。」

理由は大きく2つ

  • 常勤講師は10年目まで、正規採用と給料はあまり変わらないから
  • 教員は深刻な人手不足なので最低でも今後10年は仕事に困ることはないから

詳しく説明していきます。

常勤講師は10年目まで、正規採用と給料はあまり変わらないから

実は、常勤講師の給料は10年目までは正規採用の教員とほとんど変わりません。

なぜ10年目までかと言うと、常勤講師の制度上の問題からです。

常勤講師は10年目以降は給料は一律で、それ以降はどれだけ年数を重ねても給料が上がらないと言う制度になっているんです。

具体的に、どれくらいで年収が頭打ちになるかと言うと、450万円前後です。

常勤講師のボーナスや退職金については「【公立学校】常勤講師の給料、ボーナス、退職金はいくら?」を参考にしてください。

といっても450万あれば割と良い暮らしができる

正規教員の平均年収が650万ほどなので、それと比べると少ないような気になりますが、450万もあれば、それなりに良い暮らしができます。

日本の平均年収が420万前後なので、平均ほどはもらっていることになります。

さらに、パートナーが働いてくれていれば、世帯年収700万1人子供ができても余裕があるでしょう。

しかも、10年間教員採用試験に受からないことも稀なので、子供が大きくなるころには、年収はもっと上がっているはずです。

教員は深刻な人手不足なので最低でも今後10年は仕事に困ることはないから

教員は、深刻な人手不足です。

現場に行けば嫌というほど分かりますが、猫の手も借りたいような状態が年がら年中続いています(笑)

さらに、景気が良くなるにつれて教員の人気は下がる一方で、いくつかの都道府県では定員割れが起きている状態です。

この人手不足の状態は今後10年は確実に続きます。

つまり、常勤講師が突然、職を失うことはないということです。

職を失うことの心配よりも、過労死の心配をした方が良いかもしれません(笑)

常勤講師で結婚する時の注意点

上記では、常勤講師で結婚は「大丈夫」ということをご紹介してきましたが、次は、常勤講師と結婚する時の注意点をご紹介します。

注意点は3つ

  • 常勤講師は何かあっても休職はできない
  • 常勤講師は短期間で移動する可能性は高い
  • 常勤講師は副業禁止

常勤講師で結婚することは余裕ですが、と言っても完璧でありません。

下記に詳しく説明します。

常勤講師は何かあっても休職はできない

常勤講師は制度上、休職ができません。

休職とは、自分の都合で仕事を長期間休むことです。

具体的には教員は以下のような休職の形があります。

  • 病気休暇
  • 介護休暇
  • 子の看護休暇
  • 忌引き休暇
  • 生理休暇
  • 育児休業
  • 大学院進学のための休業

常勤講師はこれらすべての休職をとることができません。

さらに具体的な内容を知りたい方は「常勤講師を辞めたい! 先が見えない…の元講師の答え!幸せへの近道 」を参考にしてください。

常勤講師は体が資本なので、無理はしない様に注意しましょう。

常勤講師は短期間で移動する可能性は高い

常勤講師は、正規採用の教員が休職してしまったり、突然退職してしまった際の穴埋めのために採用されることがほとんどです。

例えば、「A先生が産休に入ったから、代わりに講師の先生を雇う」と言った感じです。

そのため、産休で休まれた先生が仕事に復帰すると、講師の先生は必要なくなるので、別の学校に移動になります。

正規採用の教員の場合、4年~8年同じ学校に勤めますが、常勤講師の場合、早い場合だと1年で移動になります。

常勤講師は副業禁止

非常勤講師と違い、常勤講師は副業を禁止されています。

これは公務員全員に言えることですが、具体的には以下のような法律によるものです。

  • 営利企業等の従事制限(地方公務員法38条)
  • 職務に専念する義務(地方公務員法35条)

副業が完全にダメというわけではなく、学校長の許可があれば副業することが可能です。

でもまあ、よっぽどのことがない限り許可は下りないでしょう。

常勤講師は副業による年収アップは難しい状況です。

それでも常勤講師で結婚が不安なら

今までの紹介から、どうしても常勤講師で結婚が不安なら、すべきことは以下の3つです。

  • 常勤講師から一般企業へ転職する(私立もあり)
  • 一度常勤講師を辞めて、勉強に専念する
  • 校種を変えて教員採用試験を受ける

詳しく紹介しますね。

常勤講師から一般企業へ転職する(私立校もあり)

一番手っ取り早のが転職してしまうことです。

理由は以下の3つ

  • お世辞にも教員という職の未来が明るいとは言えないから
  • 今は売り手市場で誰でも転職が容易
  • 教員以外にも安定して子供と関われる仕事はいっぱいあるから

この辺については言いたいことが沢山あるんですが、詳しくは「常勤講師を辞めたい! 先が見えない…の元講師の答え!幸せへの近道 」を参考にしてください。

具体的な転職経験談については、「教員からの転職経験まとめ!幸せ?後悔?成功?元教員の本音」を、

具体的な転職先については「教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣」をどうぞ。

一度常勤講師を辞めて、勉強に専念する

教員を本気で目指していて、お金に余裕があるなら、一度常勤講師を辞め勉強に専念するのもありです。

教員はとても忙しい仕事です。

朝は7時半までには出勤、夜は20時21時は当たり前の世界です。

学期末や行事があるときは24時を過ぎることや土日出勤もあります。

そんな状況で勉強することは難しいです。

短期集中で教採に受かることをおすすめします。

校種を変えて教員採用試験を受ける

一度常勤講師を辞め勉強に専念することが難しいなら、受験する校種や都道府県をかえてみるのも手です。

基本的に、「小学校<中学校<高校」「理系<文系<芸術系」の順で採用の倍率が高くなり、受かりずらくなります。

もし小学校や理系科目でも大丈夫なら、そっちで受験した方がはるかに受かりやすいですよ。

結婚を控えた方がいいパターン

散々「常勤講師で結婚は大丈夫!」と言ってきましたが、もちろん結婚を控えた方が良いパターンもあります。

具体的には以下の3つ

  • パートナーが共働きを拒否している場合
  • 説得しても、お互いの親族が納得していない場合
  • 教員採用試験に10年以内に合格することが難しく、さらに年収450万以上を求める場合

説明します。

パートナーが共働きを拒否している場合

常勤講師の給料は悪くはないし、今後10年は職を失くこともないですが、突然の病気やケガには対応できません。

なぜなら、休職できないから。

正規採用の教員は休職中にも給料が出ますが、常勤講師は、一度辞めることになります。

結婚して子供が欲しいとなると、パートナーの支えがなければ不安が大きいです。

余談ですが、日本人が65歳までに入院する確率は1%以下です。

つまり突然の病気やケガのリスクはそれくらいです。

説得しても、お互いの親族が納得していない場合

常勤講師だと、両親や親族が許してくれない場合があります。

もちろん、今回紹介したようなことを説明すべきですが、それでも納得してくれない場合、結婚はまだ控えた方が良いです。

皆から祝福されて結婚した方が、産まれてくる子供も幸せですし、その後の親族からのサポートも変わってきます。

常勤講師から10年以内に合格することが難しく、年収450万以上を求める場合

例えば、今すでに常勤講師9年目で、さらに年収が450万以上欲しいとなると、現状では達成することは不可能です。

なぜなら、常勤講師は10年目以降年収は上がらないから。

そして副業が禁止だからです。

この場合、結婚を控えるか、転職するしかありません。

教員の転職は「教員は必ず転職エージェントを利用すべき理由5つ!内定への近道」を参考にしてください。

まとめ:常勤講師で結婚できる?【結論:余裕】結婚を可能にする3つの方法

記事を理解し行動することで、常勤講師で結婚することの不安が解消されたり、次に自分がどのような行動をとればよいのかが分かるようになります!

最後にもう一度復習しておきましょう!

  • 常勤講師で結婚することへの不安の理由
    1. 結婚しても生活が不安定になりそうで不安
    2. 合格したら結婚しようと言いつつ、合格できていない
  • 常勤講師で結婚しても大丈夫?
    1. 常勤講師は10年目まで、正規採用と給料はあまり変わらないから
      1. といっても450万あれば割と良い暮らしができる
    2. 教員は深刻な人手不足なので最低でも今後10年は仕事に困ることはないから
  • 常勤講師で結婚する時の注意点
    1. 常勤講師は何かあっても休職はできない
    2. 常勤講師は短期間で移動する可能性は高い
    3. 常勤講師は副業禁止
  • それでも常勤講師で結婚が不安なら
    1. 常勤講師から一般企業へ転職する(私立校もあり)
    2. 一度常勤講師を辞めて、勉強に専念する
    3. 校種を変えて教員採用試験を受ける
  • 結婚を控えた方がいいパターン
    1. パートナーが共働きを拒否している場合
    2. 説得しても、お互いの親族が納得していない場合
    3. 常勤講師から10年以内に合格することが難しく、年収450万以上を求める場合

常勤講師は、その雇用形態から不安なことも多いと思います。

結婚となればなおさらです。

まずは自分が取れる選択肢を知ることから始めましょう。
他の教員の方の経験談はを見てみましょう「教員からの転職経験まとめ!幸せ?後悔?成功?元教員の本音」。
教員の転職教育につて
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