本記事では、
高校教員から転職を考えています。
具体的に何をすればよいですか?また、気を付けることやコツがあれば知りたいです。
という悩みを解決する内容になっています。
実は、高校教員が転職を成功させることは難しいことではありません。
なぜなら高校教員には専門性と一般教養があるからです。
記事を読み終えるころには、転職を成功させるためにやるべきことが明確に分かり、漠然とした転職への不安が軽くなります。
※うつ病からの転職については「教員がうつ病で休職してから転職する方法!内定までのステップ!」をご覧ください。
高校教員の転職状況
先に結論を言うと、転職するには今は絶好のチャンスです!
下の図を見てください↓↓↓ グラフを見て分かる通り、2019年現在において求人数、転職希望者共に伸びている状況です。
行動を起こすならタイミングはバッチリです!
教員が辛くて辞めたい理由と解決策
はじめに、教員が辛くて辞めたい理由と解決策についてご紹介します。
転職しなくて済むなら、それが良いかもしれませんよね!
辞めたい理由の多くは以下の7つです。
- 保護者の対応が辛い
- 教員同士の人間関係が辛い
- 臨時採用を続けているが未来が見えない
- とにかく多忙
- 授業が思うように進行できない
- 生徒との関係がうまくいっていない
- 真面目に取り組むほど馬鹿を見る
一つ一つの具体的な解決策は「教員が辛くて辞めたい!その理由と解決策!【元教員からの教え】」をご覧ください。
転職を考えた方が良い人
辞めたい理由は色々あると思いますが、転職を考えた方が良い方は、特に体調に異変がある方です!
- 風邪を引きやすくなった
- 偏頭痛や肩こりが酷い
- めまいがする
- 寝られない
- うつ病
- 自律神経失調症
以上は、一例にすぎませんが、とにかく自分で体の異変に気が付いている場合は、なるべく早く転職なり休職なり考えた方が良いです。
教員に向いていない人の特徴は「【新卒小学校教師が感じた】教師が向いていない人の特徴と共通点10個」を参考にしてください。
高校教員は転職が難しい?
高校教師だからといって転職が難しいことは全くありません。
採用する側からすると高校教員や小学校教員という括りではなく教員という括りで見られるからです。
なので高校教員という肩書きに頼るのではなく、教員として何を成し遂げてきたのか、これから何を成し遂げていきたいのかを伝えることが大切です。
そこら辺の理由を詳しく知りたい方は「教員の転職は難しい?【結論:難しくない】元教員が教える転職のコツ」を参考にしてください。
僕の場合だと、小学校教員をしていましたが、問題なく内定を頂けました。
高校教員の転職可能な年齢は何歳まで?
当たり前ですが何歳以上は転職ができないということはありません。
しかし一般的に言われている転職しやすい年齢というのは20代です。
なぜなら、
- 20代のうちは仕事を覚えるのが早いこと
- 若いうちから教育することで、長い間会社に貢献してくれること
- 上司よりも年齢が低いので業務上の指示を頼みやすいこと
などの理由から20代が最も転職しやすい年齢とされています。
20代教員の転職方法については「20代教員が転職を成功させる方法!年収・体験談、全てマルわかり!」をご覧ください。
じゃあ、30代以降は転職ができないのか?
「では30代以降は転職できないのか?」という疑問が出てきますが、決してそんなこともありません。
30代40代でも転職している人は大勢いらっしゃいますし、逆に言うと20代でも転職できずにいる方も大勢いらっしゃいます。
大切なことは、冒頭でも言いましたが、今まで何を成し遂げてきて、これから何を成し遂げたいのか、もしくはどのように会社に貢献できるのかを具体的に会社側に伝えることです。
30代以降で高校教員をやめて転職しようと考えている方も諦める必要は全くありません。
30代以降の転職方法については「30代教員が転職する3つのコツ!年収・転職先は?全てマルわかり!」をご覧ください。
転職に関しては正直やる気次第でどうとでもなります。
高校教師の転職活動開始時期
高校教員の転職活動開始時期は一般的には4月が良いとされています。
なぜなら3学期で年度が終了し、4月が一番きりが良い月だからです。
と言っても必ずしも4月に転職活動を開始しなければならないということはありません。
月によってメリットデメリットがあるので、自分の事情によって変えるのがベストです。
教員をやめるタイミングやタイミングごとのメリットデメリットをまとめました。「あなたは教員をいつ退職する?【結論:辞めたい時が辞め時】」を参考にしてください。
僕自身に小学校教員を辞めたのは夏休みの時だったので、4月とかは関係なくやめました。
高校教師の転職活動の始め方
続けて高校教員の転職活動の始め方についてご紹介します。
転職活動の始め方は大きく4ステップです。
- 転職するわけや志望する職種を考える
- 転職エージェントに登録する
- ここ教師をやめる
- 面接を受ける
- 内定
それぞれ詳しく見ていきます。
1.転職する理由や志望する職種を考える
まずはじめに転職する理由や志望する職種を考える必要があります。
正直ここが一番重要です。
ココがきっちり考えられていないと、企業を探すときや面接のときなど、転職活動を全体を通して苦労することになります。
具体的にすべきことについては「教員が転職を成功させるためにするべき3つのこと!」に詳しく書いてあります。是非参考にしてください。
2.転職エージェントに登録する
次に転職エージェントに登録することです。
1と2は逆転してしまっても問題ないです。
なぜ転職エージェントに登録するかと言うと、理由は大きくつあります。
- 履歴書や面接対策の指導が受けられるため
- 非公開の求人からも企業を探せるため
- 労働条件の交渉など、こちらからは言い出しづらいことを代わりにやってくれるため
- 面接から採用までの日程調整を全てやってくれる
- 転職で分からないこと、不安なことは専門家に何でも相談できる
しかも、転職エージェントは企業側から紹介料をもらっているので、私たちは一切使用料金は発生しません。
無料です。
ただ相談相手を探しているだけでも転職エージェントを利用しましょう!
詳しくは「教員の転職相談はここがベスト!10分で悩みを解決する方法」を参考にしてください。
転職エージェントのデメリット
いいことばかり書きましたが、もちろんデメリットもあります。
基本的にデメリットは、メリットの逆のことですね。
- エージェント側と相談など一人で完結させることができない
- 相性の良い担当者に当たるとは限らない
こんなところです。
自分一人で全部やりたい人でなければ、登録しておいて損はないと思います。
無料だし(笑)
登録も5分ほどで終わります。
転職エージェントの選び方や、教員におすすめの転職エージェントについては「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」をご覧ください。
3.教員をやめる
次に、具体的に教員を辞める方法です。
教員を辞めるステップは大きく4つ!
ステップ1の転職サイトに登録はすでに話したので飛ばしてください。
ステップ2以降の具体的な方法については「小学校教員を辞めたい!事前に知っておくべきことと円満に辞める方法」に詳しく書いてあります。
退職挨拶の内容や校長面談で気をつけるべきことなども書いてあるので、一度目を通しておくと良いです。
4.面接を受ける
転職エージェントに登録していれば、エージェントの方が、手取り足取りやってくれます。
なので、登録して退職さえしてしまえば、あとは流れでどんどんと進んでいきますよ!
面接の練習や履歴書の書き方、企業の選び方も全てエージェントの方が一緒にやってくれます。
教員採用試験に受かっている方なら特に問題ないです。
5.内定
経歴や持っている資格と志望する企業との相性が良ければ、1回の面接だけで採用になることもあります。
内定をもらったら、労働条件の交渉をしたり、いつから勤務できるかなどの日程調整を行います。
でもこれもエージェントの方がやってくれるので、エージェントの方に自分の希望を言えば終了です(^^;
エージェントに伝える時は、できるだけ具体的に、かつ、譲れない部分を明確にして話すようにしてください!
高校教員から転職できる仕事や求人は
高校教員の強みはなんといってもその専門性です。
例えば高校で英語を教えている先生ならば、外資系の会社や観光業界など、英語の専門性を活かした就職先を考えることができます。
理系の先生であれば、大学に行きなおして大学の教員として働かれる方もいらっしゃいます。
高校教員に限らず教員によくある転職先は以下のようなものです。
- 公務員
- 塾講師
- 小学校・中学校・高校・特別支援など別校種
- 民間の教育系
具体的な説明については「教員の転職先はどこ?おすすめの転職先と転職を成功させる秘訣」をご覧ください。
高校教員が転職で気をつけるべきこと
高校教員が転職で気をつけるべきことは以下の三つです。
- 新卒のつもりで一生懸命に働けることを伝える(30代以降の方)
- 利益を意識して働く
- 年収は今より下がるつもりで(30代以降の方は特に)
年収は確実に下がると思っていて良い
3つの中で特に気を付けるべきことは、「年収は今より下がるつもりで」です。
公務員の給料は上場企業の平均年収を参考に設定されています。
すなわち、今の給料よりも年収を上げようと考えると、上場企業の中でも上位の売り上げを誇っている企業に転職する必要があります。
ですが、上場している有名企業では、ほとんど中途採用を実施していません。
実施していたとしても、即戦力になるような方しか採用しないので、何もスキルがない方は難しいでしょう。
高校教員が転職するのに必要な資格
高校教員だからといって必要な資格というものはありません。
ですが持っておくと有利になる資格というものがあります。
事務職を志望するのであれば簿記の2級を持っていると入社してからの給与がアップしたり、多少即戦力として採用してもらえる可能性が上がります。
また金融や保険関係の仕事を志望するのであればファイナンシャルプランニング技能士の資格を持っていると、自己 PR の場面で積極性をアピールすることもできます。
僕の場合は、ファイナンシャルプランニング技能士の資格を持っていましたが、それが採用に影響したか?と聞かれると、たぶん影響していません(笑)
資格の勉強をするよりも、企業分析や自己分析に力を入れた方がいいように感じました。
高校教員の履歴書の書き方
履歴書を書くときは、できるだけ具体的に書くようにしましょう。
例えば、「授業の発問を工夫し、生徒の理解度が増した」と書くのではなく、「毎日の授業で発問計画を作り、実践することで、生徒の平均点が上がった」のように書きます。
ついつい分かってもらえるだろうと言う気持ちで書いてしまいますが、教員のことを何も知らない人に伝えるつもりで、できるだけ具体的に分かりやすく伝えることが大切です。
まとめ:高校教員から転職したい!何をすればいい?経験者が語る必勝法
記事を読み終えるころには、転職を成功させるためにやるべきことが明確に分かり、漠然とした転職への不安が軽くなります。
最後にもう一度復習しておきましょう!
- 高校教員の転職状況
- 転職するには良いタイミング!
- 教員が辛くて辞めたい理由と解決策
- 転職を考えた方が良い人
- 高校教員は転職が難しい?
- 難しくない!やる気次第です!
- 高校教員の転職可能な年齢は何歳まで?
- じゃあ、30代以降は転職ができないのか?
- 高校教師の転職活動開始時期
- 一般的には4月
- 高校教師の転職活動の始め方
- 1.転職する理由や志望する職種を考える
- 2.転職エージェントに登録する
- 転職エージェントのデメリット
- 3.教員をやめる
- 4.面接を受ける
- 5.内定
- 高校教員から転職できる仕事や求人は
- 公務員や塾講師が多い
- 高校教員が転職で気をつけるべきこと
- 年収は確実に下がると思っていて良い
- 高校教員が転職するのに必要な資格
- 特にないが簿記やFPの資格は少し有利かも
- 高校教員の履歴書の書き方
- できるだけ具体的に分かりやすく書く
実際に転職するかは置いておいても、いつでも辞められる方法を知っておくと、心が楽になるものです。
まずは、自己分析と転職エージェントの登録から始めてみましょう!
教員におすすめの転職エージェントと選び方については「「元教員が教える!教師におすすめの転職サイト・転職エージェント」」を参考にしてください。
コメント